タイトルがあらわす通り、結末はわかっているのだけど、矛盾のある歌詞だったり、映像として昼と夜の間の色、夜と朝の間、晴れから雨、カメラの移動、ストーリーでは生死の移行、と作品全体でトランストランス。
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ポルトガルのリスボンに住む主人公はゲイでドラッグクイーン、年齢から人気も下降気味だ。
昔、男だった時代にできた息子は軍から逃亡中、恋人は息子のような年齢でクスリ中毒だ。
胸に入れたシリコンが破れ痛く…
ファスビンダー『13回の新月のある年に』と符号する映画であるが、徐々に乖離が広がっていく。絶望を纏うファスビンダーに対し、ジョアン・ペトロ・ロドリゲスは明らかに希望を見出したのは広々としたラストカッ…
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