現実と虚実が入り乱れるからわけが分からんが、画面が素晴らしいので全部OK。
冒頭のパンしてヴェントゥーラをとらえてから病院の中へとなるわけだが、そこだけで凄すぎる。
全員ぼそぼそ喋ったかと思えば…
冒頭の写真からのパン→ヴェントゥーラ登場で「あっ、今回はカメラ動くんだ」ってドキッとしたけど、中盤過ぎにもう1か所あるだけだった。
ナイフを奪われるショットにおける手の強調ぶりはブレッソンのよう。…
闇に浮かび上がる黒い肌は彼らの存在証明、何物にも侵され難い漆黒。ヴェントゥーラが連れてこられた場所は黒を白に塗り潰さんとする精神病院。二つの世界を繋ぐ通路をヴェントゥーラは通り抜け、今と昔、患者と夫…
>>続きを読む物語は、ポルトガルの植民地支配と移民労働者の搾取という歴史を重ね合わせながら進む。1974年のカーネーション革命前後の混乱が背景にあり、ポルトガルへ渡ったカーボベルデ出身の労働者たちの苦難が静かに浮…
>>続きを読むペドロコスタマラソン④ ヴェンドゥーラだしコロッサルユースくらい入っていけるかなと思ったら途中急にMVになったりエレベーターで黒塗りの兵士が出てきたりと困惑も多い作品だった 彼が勤めていた廃工場で監…
>>続きを読むエレベーターが出てくるだけで「!?」ってなるのはペドロ・コスタの映画ぐらいだろうなと思うし、古びた黄金のような兵士の存在に関しても「!?」ってぐらいペドロ・コスタにしては珍しい表現だった。とにかくま…
>>続きを読むペドロ・コスタの静かさに慣れたつもりだったけど全然だめだった。かなりスローで何度か寝落ちしてしまった。
ショットの力は始終とんでもない。構図や照明が被写体の身体を際立たせる。黒人の肌が光に照らされて…