ひたすら黒い走馬灯。その闇はぬめりと湿って生暖かく、真綿で首を締め付けてくるかのように抗いがたく力強い。ポルトガルの、そしてカーボ・ヴェルデに代表される旧植民地下にあった大西洋上の群島の現代史を丸ご…
>>続きを読む前の作品と緩やかにつながっているくせに、観られるチャンスが乏しすぎて、結局バランバランの順番で補完せざるを得ない、ペドロ・コスタ作品。前作『コロッサル・ユース』(大好き)は、未来の世代へと開かれるポ…
>>続きを読むヴィタリナ・ヴァレラと火の娘たちを観た直後に、続けて上映されたのがホース・マネーと短編わたしたちの男だった。
この並びは偶然ではないと思う。むしろ、こちらの呼吸がまだヴィタリナ・ヴァレラの闇に沈ん…
古い写真に耳を澄ますと
かすかに聞こえる囁きが
社会に翻弄された人生が
進んでいるかもあやふやで
私の囁きが誰かの心に
届いているかもあいまいな
この世界はおそらくうたかた
元々あやふやであい…
ベンドゥーラ自身が革命という出来事を擬人化した存在のような、その出来事の哲学を象徴するような人で、彼自身が映画の中だけではなく本当にそんな人間であるからこそ、その歴史や記憶、精神を成仏させてあげるよ…
>>続きを読むVenturaの身体は、記憶と幻覚が混在する場所として描かれる。彼は病院で、かつての労働者仲間の幻影と対話する。彼の身体は、過去と現在が折り重なる時間的な襞を持っている。その襞には、1974年のカー…
>>続きを読む映画は現実の断片とくずから出来る。「ヴェントゥーラ」というひとりの男についての、映画である。人間が生きるということは、常に歴史と関わり、迷い、錯乱するということと切り離せない。彼が生きた現実が複雑で…
>>続きを読む前半ウトウトしてしまった🙇♂️
⚫︎黒面の兵士との会話は成り立っていない(ヴェントゥーラの言葉を、誤りだと指摘する)
→言語的なものの裏切り、建前を置くことでしか表れない建前の裏側
・大文字のHI…
ショット決まりまくりで、目離せず。段々と見えるポルトガルと植民地の近代史。信頼できる批評家や作家も激賞。しかし、である。やっぱり退屈もある。あちこちから聴こえるいびき。何もかもエンタメじゃなくて、い…
>>続きを読む