ホース・マネーの作品情報・感想・評価

ホース・マネー2014年製作の映画)

Cavalo Dinheiro

上映日:2016年06月18日

製作国:

上映時間:104分

3.9

あらすじ

「ホース・マネー」に投稿された感想・評価

最初の額縁からパンで、もう勝負あったって感じ。あとフィルムノワールみたいな照明が本当に素晴らしく、画面の細部が本当に豊か。赤のイメージ、歌なども大好き。
かなり寝てしまった・・・こういうのもあるんだっていう意味では貴重な体験だった。ただ、私がかなり素人だからだと思うけれども、終始理解しがたく、音楽や効果音もどういう意図かわかりかねる部分が多かった。。こういうのもあるんだなー!

このレビューはネタバレを含みます

最近は何をみても労働の映画にみえる。

本当に映像の闇が強くて、四角いフォーマットが消えてしまい(途中でアスペクト比変わった?)地中へ、ヴェントゥーラの混濁した意識の中へ向かっていくようだった。『ヴァンダの部屋』で机の上のものをコスタが配置しているというのに驚愕したのだけどこれはもうどこまで手が入ってるのかわからないレベルの廃墟。補色の効いた色彩も素晴らしい。

なぜかコロッサルユースを見るつもりでyoung marble giantsのことやプラスの詩や団地建築のことを考えながら劇場へ向かい、あ違うとなって、『闇のあとの光』とかソクーロフ作品を思い出していた。
EUフィルムデイズ🇪🇺🎞で国立映画アーカイブにお出かけして観に行った。(授業も半分サボった)

ドキュメンタリーについて調べてた時たまたま見つけて、もう1年以上ずっと観たいと思ってた映画。

さすがアーティスティックなドキュメンタリー、ペドロコスタの世界に入ったまま何回か寝ちゃったけど、見応えたっぷり!

えー意味わかんないどういう意味?って常に困惑しながら観てたから、「考えさせる映画」ていう評判に納得。
2018(76)
音楽が流れ、人々のポートレートのようなショットが連なる所

EU Film Days2018
僕は本作を一割も理解出来なかったと思ってるので今回は評価保領です。寝なかった、、てかだいぶ集中してずっと観ていたつもりではいましたが、今思えばとにかく茫然としていたに過ぎなかったようにも思う。久々に全く理解が追いつかない作品でした。流石に「リスボンの春」だとか「サラザール」みたいな高校世界史の知識だけじゃ太刀打ちできない笑。。

記憶する限りだと2回パンするのみであとは常時フィックスであること、真顔の台詞読み、リアクションへの移行描写の省略といい極めて動きの少ない映像ではあるのだが、モノクロ写真の列挙→カラー写真のショット→パンという流れを嚆矢に置いていることからこの作品が映像であることへの強い意志が窺える。

闇は時間・空間・個人の枠を消し去り、積み重ねられてしまった時間の中で移民が受けた苦しみを主人公に仮託する。渇きを訴えるも水にはありつけず唾を吐き、小便を垂らすしかない彼が光に向かって歩む姿を正面から捉えたショットの数々が非常に印象的だ。黒人の肌を美しく描いた映画といえば僕の経験からすると『ムーンライト』が思いつくのだが、本作は闇に浮かぶ美しさではなく、闇に埋没する美しさを描いている。彼の手の震え(指長いから余計に際立ってる笑)や木々のさざめきといった微動は映像でしか捉えることはできない。

世界は常に揺れ続け、答えを残さない。電話を引きずる音、闇夜の逃走、歌詞間違え、音楽、エレベーターでの葛藤の中のいくつかの言葉が今回の初鑑賞では脳裏に残ったが、鑑賞のたびにこの「映画」という陰影は姿を変えていくのだろう。
この作品の、病院から出るショットみたいなのが撮れたとしたら、全てに満足してしまいそうでこわい。あの建物の巨大性、空の切り取られ方と色、カメラは一体どんな場所にあったんだ……

人々へのまなざし、いぬにも向けられてることがはっきり表れてた。一瞬だが
やま

やまの感想・評価

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鑑賞しながら、「現在と過去」「自分と他者」等の様々な軸が交錯するような映画だった。
そもそもドキュメンタリー映画と言うけれど、本当に?
そう思えるくらい引き込まれた。

後半のパイプオルガン、最初は怖かったけれど、あとからコードが変わって行くのが唯一の救いだった。
救いがないように見えても救いがある、そう思いたい。
上手く言葉にするのが難しいけれど、自分の中で育てていく映画だなと思った。点数で評価できる映画ではないと思う。
eigajikou

eigajikouの感想・評価

4.5
映像の強度。
カメラ(監督)と被写体の関係性に震えた。

見逃したことを激しく後悔していたが、
EUフィルムデーズ作家小野正嗣さんのトーク付き上映にて鑑賞でき本当に良かった。
(71)
枯葉だらけのトイレで手を洗わない、電話を引きずる、歌詞を間違える
生と死の記録、記憶?についての会話

トークが映像的な解説よりも、移民に対しての詩的なまなざしって感じでわかりやすくて良かった

@ 国立映画アーカイブ
「EUフィルムデーズ 2018」
ゲストトーク 小野正嗣
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