オデットの作品情報・感想・評価

『オデット』に投稿された感想・評価

ひ

ひの感想・評価

4.1

ローラースケートで飄々と現れるオデットのファーストシーンで心掴まれた。どことなく日本の平成10年代くらいの映画の雰囲気ある。なんかガチガチャしてるし、むちゃくちゃだなってシーンも多いけど、ところどこ…

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性描写や現代的な通俗性を捉えつつも、これ見よがしにならない慎ましさがある。
人物を魅力的に収める才能がある。
物語的な面白みは弱い。

ひとりは妊婦のお客さんを見て自分も赤ちゃんが欲しいと思うローラースケートを履いて売り場をめぐる長身のスーパーマーケットの店員女性。
もうひとりはデートの後、相手に帰りに事故死されたゲイの男。
階上に…

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いち麦

いち麦の感想・評価

3.0

(ジョアン・ペドロ・ロドリゲス・レトロスベクティヴ) 同性愛と異性愛の対比とリンクを描く。同じ青年ペドロを愛した男ルイと女オデット。ペドロの突然の事故死によって、同じ恋人を失った二人は全く違う姿に…

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死体の指輪を取るために、屍の薬指を口に咥えて滑らす演出は流石に初めて観た気がする。ラストもぶっ飛んでんな

同様、端から見ると痛々しい行為が、不思議と虚しく見えずに繰り返され、最後は別の物に変体する。ベドロという男の死と彼の元恋人となる男女の話、元カノ、オデットは想像妊娠、彼への同化行為を祈りのように繰り…

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このレビューはネタバレを含みます

「ペドロ」という空白を中心に、欲望が合わせ鏡のように展開される。オデットは(ファンタスマのように)夜の都市を徘徊し、郊外に行き着くのだが、動物的領域の一歩手前でルイと出会う。ここで一瞬お互いがそれぞ…

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CHEBUNBUN

CHEBUNBUNの感想・評価

3.1

【デジャビュ】
死人がスーパーの女と同性愛の男を結びつけるポルトガル映画。

どっかで最近観たような展開だなーと思ったら『リバーズ・エッジ』でしたw

『リバーズ・エッジ』と比べると美しく観やすい。…

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アテフラのJPR 特集にて。
交通事故死したゲイ青年へ何故か強く固執して、自分を同化していく女の話。傑作とは思うが、主役の娘が映画の顔をしていない。

オープニングの交通事故のシーンで突然、あまりに…

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ペジオ

ペジオの感想・評価

3.6

彼らが選んだ愛のカタチ…
代用品とも理想像ともとれる互いの認識
もしかしたらそれは愛とは違うモノかもしれない
だがそれでもその関係を愛だと言い切るようなラストは共感こそできないが、何か崇高な行為をし…

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