いろの作品情報・感想・評価

「いろ」に投稿された感想・評価

 梅宮辰夫主演で後に「夜の青春シリーズ」と呼ばれる8本中の1作です。ある一定世代の爺さま方が「バーテン」という職業侮蔑の呼称を用いますが、それが何故だかよく分かるお話。
現役の悪徳ホストくん達もお手本にしそうなクズっぷりを、辰っぁんが違和感なく演じてます。戸板に水の流れるような😈悪魔の言葉に怒りを通り越して感心してしまいました。
地上波/BSなら完全にOUT👎です。

  オープニングのクレジットを書き起こしてみましたさ。

企画 園田実彦 脚本 成沢昌茂
摄影 仲沢半次郎 録音 渡辺義夫
照明 桑名史郎 美術 進藤誠吾
音楽 内藤法美 編集 田中修
助監督 鷹森立一 進行主任 久野義雄
現像 東映化学工業株式会社

出演
梅宮辰夫 緑魔子 中西杏子 大原麗子
木村俊恵 春川ますみ 花沢徳衛 浜田寅彦
浦辺条子 大東良 滝謙太郎 日尾孝司 
須賀良 水原仗二 山浦栄 小林稔侍 
波木井健二 大西竜二 都健二 佐藤汎彦 明日香実 小林テル 富士あけみ 池上洋子
大録加寿子 岡村信子 金子信雄 藤村有弘
監督 村山新治
   ⇗
  み、短かっ! クレジットされない人達もいるとはいえ、現在のショートフィルムのクレジットの方がよっぽど長いよ(笑)。

 ちなみに本作は当時、脚本家の白坂依志夫に「今年のベスト・スリーに入る傑作だった」と激賞されたそうです(この人の仕事も変幻自在過ぎる!(; ゚ ロ゚)。

 戦後の昭和史の陰の世相を垣間見る観点で稀少価値あり。

 ♪心変わりは切なくて、どうせ私を騙すなら騙し続けて欲しかった~♬
何度も出てくるこの唄は、バーブ佐竹の『女心の唄』。お笑い芸人のほんこんをラフにしたようなお顔ながら、時のホステスさん達から絶大な支持があったとか。隠れた昭和歌謡界の偉人に挙げられるこの人を知れたのが、最大の成果かもしれない( ´∀`)b。
いろに負けてコロコロと不幸に堕ちていく馬鹿ばっかの筆頭たっつぁんメスで刺されて担架で運ばれるも「なんだお前か。」と刑事の花澤徳衛に呆れられなお歌い続ける明るさ、この明るさ。救急車内「そんなゆするなよ。」「女をゆすった罰だな。」の軽さ、そう軽さよ。村山新治の警視庁物語シリーズの流れ、どんよりの話ながら冷ややかなまでに軽快、かっくいー。
きもちいいくらいのダニ男、梅宮辰夫。テンポもよく、最高です。緑魔子がどんどん陰鬱になっていくの見応えがあります。
ここまでクズだと気持ちもよくなります。ラスト大原麗子にメスで刺されても救急車のなかで歌うたってましたからね。反省や後悔などあろうはずがありません。徹底して女を食いものにするダニです。緑魔子はそんな男に騙されて金子信雄に売られるのですが、言葉巧みに説得され納得し、また裏切られとするうちに、顔がみるみる変わっていくんですね。あんなニコニコ顔だったのに悲しいですね。大原麗子は溌剌としてて美しかったです。あんなかわいいとは。
buccimane

buccimaneの感想・評価

3.0
梅宮さん緑さんとのファーストコンタクトからしてセクハラ畳み掛けてるし犯罪もためらいがなくこれだから昔の映画は…と思った。
しかし2人が鉢合わせた時の対処のキレとか競馬場でのスターのすたーの風格はさすが。
こんな大箱でカウンター席ばかりのお店があったのか。
刑事が動く後半がダラダラ長い気もするけど緑さんの獄中シーン見せたかったんだろうな。