ケリー・ライカート監督作品初鑑賞。静かに進む中でドキドキするのは好みで良かった。
19世紀半ば。オレゴンで広大な砂漠を移動する三組の家族のロードムービー。ミークという道案内の男を雇うが、彼を信用し…
原題『Meek's Cutoff』(2010)
監督・編集 : ケリー・ライカート
脚本 : ジョナサン・レイモンド
撮影 : クリストファー・ブロベルト
音楽 : ジェフ・グレイス
出演 : ミ…
『ミークス・カットオフ』
ケリー・ライカート監督
2021年公開
【Story】
1845年、広大な砂漠地帯を3家族が徒歩で旅をしている。
ミークという男に道案内させ、家財道具一式を牛に引かせた3…
西部開拓時代、荒涼とした大地を進む開拓者3家族が案内人ミークのせいで道に迷う…
水や食料が尽きていく中、この口先だけに見える男に運命を委ねる事への不安。決定権のない女性が疑念の末に意志を持つ、
そん…
『借りを作りたくないの』
水を求めるタイムサスペンスは緊張感を持続する
さらに妊婦さんまでいるしドキドキしてしまう
女性にフォーカスしているフェミニズム視点の映画でもある
ミシェルウィリアムズ…
開拓史の現実を忠実に再現したのだろう。うつくしくも過酷な自然の中で旅を続ける家族たち。衣装が見どころ。当時の宗教観なども。とてもリアルで驚く。全体的な色彩も彩度が抑え気味で荒涼とした空気感まで伝わっ…
>>続きを読む一気に世界が開けたなと思ったのは最初だけで描かれているのは基本的に前三作の根底に流れていたもの。
何処へも辿り着かない彷徨が純度を上げて映される中での人間模様。
信じるとは何か。
先住民と夫人の交流…
荒涼とした物言わぬ静かな世界が、対照的に人間の混沌を喧しく明瞭にする。在るが儘の混沌を喰らわされる。どうしようもない。身体が重たくなる。
殺意、欺瞞、虚偽、不安、焦燥、疑念、失望、倦怠、屈託、挙げ…