文明社会から取り残された村と
生と死がテーマの作品です。
本作が寺山修司の映画監督作品としては遺作になりますが、其れ迄の寺山作品のファンや、後発の鈴木清順監督の大正三部作が好きな方におすすめの作品で…
観てて気持ち悪くなりました。意図された演出なのか、それとも私が勝手に嫌悪感を抱いてるだけなのか…とにかく食欲が失せました…
私は頭が悪いので恐らくストーリーや監督の意図をきちんとは理解できていな…
かくして柱時計は砂浜に埋められて、百年村の時間は時任家本家だけのものとなる。
古い因襲にとらわれた沖縄の架空の村を舞台に描く寺山修司の遺作。
分家の捨吉(山崎)は村の風習に抗い、従姉妹であるスエ…
寺山修司が過去の作品で扱っていたテーマやモチーフが今作でも使われていて印象的でした。
特に村の慣習であったり、血縁者によって個人の意思が蔑ろにされ、鬱屈としていく様が今作でも魅力的でした。
呪いのよ…
ごった煮のような、奔放な性の世界を含んだ寺山修司の世界が展開される。
スエの小川真由美にしろ、夫となる捨吉の山崎努にしろ、本家を牛耳っていた大作の原田芳雄にしろ、役者の魅力で引っ張って行ったの…
ものの名前を忘れてしまう病を患い、身の回り全てに自分で名前を付けて貼っていく捨吉 次第には言葉そのものの意味も忘れてしまう。社会的な生活を根本から抹殺されたような状況...
私達は存在する全ての物に…
冥土へ手紙を届ける郵便配達夫。あらゆるものの名前を半紙に書いてを貼りつける男。「時計があれば誰でも日を昇らせたり沈ませることができる」
「百年後にこの意味わかる 百年後に帰っておいで」
そして村の…