このレビューはネタバレを含みます
報道カメラマンとして各地の内戦に同行し、戦争の凄惨な現場に心を狂わされ、カメラマンを辞め表面上は翻訳家になったサイコパスの話。
ロシアンルーレットの銃を刑事に向けて、リップ・バン・ウインクルの話を…
刑事さんと電車で向き合い
『リップ・ヴァン・ウィンクル』
の話をしながらロシアンルーレットするあのシーンは手に汗握る💦
「僕じゃなくてリップヴァンウィンクルの話ですよー」のセリフが感情がなさすぎて怖…
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日本の「アメリカン・サイコ」、「ジャパニーズ・サイコ」。初めて観た松田優作がこれだった。そして好きな映画を10個挙げろと言われたら間違いなくランクインする。
人殺しという最も簡単で最も難しい行為。…
主人公・伊達を演じる松田優作の鬼気迫る演技に驚かされた。前半の静かな狂気を孕んだ伊達も怖いし、後半の完全にぶっ壊れた伊達も凄みがある。役作りのために奥歯を4本抜いたという逸話が残ってるだけのことはあ…
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電車シーンで室田日出男が撃たれてから辿々しくも明瞭に言葉を発するようになる松田優作。画面外の音と戦場での写真は結び付かず、松田優作の「動機」も戦場での体験によるPTSDではなくただ殺人中毒になって…
>>続きを読む初めての松田優作映画。
前情報もなく観ていたら、知っている松田優作がそこにいない。なんだこの目。表情もおかしい。
冒頭から、因縁のありそうな警察との取っ組み合いがある。明らかに警察の方が強い。全然…
大藪春彦原作の2度目の映画化。丸山昇一、村川透、松田優作の生み出した傑作。そして村川と角川の決別による最後の作品。優作の霊気漂うキャラクター作りが凄い。そして、丸山の脚本は、59年の須川=仲代の「野…
>>続きを読むKADOKAWA