松田優作(と村川透と丸山昇一)が伊達邦彦の病んだピカレスクっぷりに全力でシンパシーを感じていたのと比較すれば、当時流行していた太陽族映画の系譜としてあくまでも突き放し犯罪行為を描いている。タイトルバ…
>>続きを読む感情に訴えて金を貰う乞食をおちょくる、なぜなら情緒が嫌いだからという極端さや、取り繕った下衆野郎に刑事視点での客観が入る事の面白さなど造形は良い。想像の範疇の事しか起こらない遊びのない動きで終始堅い…
>>続きを読む水に打たれる死体の映し方、グロテスクな程半身を埋めているのが良い。ラスト付近急激に執念深くなる東野英治郎、小泉博は要らなかったんじゃ….仲代達也の真顔や微笑みが正しく人造人間、人間の振りをしてるよ…
>>続きを読む普段は寡黙な秀才の大学院生。
しかし心の底は憎悪と怒り。そして野獣は野に放たれる。
仲代達矢が金と力しか信用しないピカロを演じる。もうね、目が怖い…!
目論む完全犯罪。それを追うベテランと新人刑事。…
大傑作松田優作版「野獣死すべし」と同じなのは、冒頭刑事から拳銃奪うのと相棒がおるとこだけ。松田優作版を観た大藪春彦が原作のあまりの改変っぷりにポカーンとしとったと友人から聞いたことあるので、仲代達矢…
>>続きを読む原作読了記念に。大学サタイアとしての脚色が強い。カッティングとかを見てても台詞主導的な演出で、会話中にオフスクリーンで人が喋ることがまずない(必ず発話者に切返される)。仲代達矢は大藪春彦の書いた伊達…
>>続きを読む大藪春彦の58年文壇デビュー作を、白坂依志夫脚色、須川栄三が監督した59年製作作品。主役は仲代達矢。
須川は74年に「野獣死すべし 復讐のメカニック」も撮っている。こちらは藤岡弘。「野獣死すべし」の…