野獣死すべしの作品情報・感想・評価・動画配信

『野獣死すべし』に投稿された感想・評価

松田優作(と村川透と丸山昇一)が伊達邦彦の病んだピカレスクっぷりに全力でシンパシーを感じていたのと比較すれば、当時流行していた太陽族映画の系譜としてあくまでも突き放し犯罪行為を描いている。タイトルバ…

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あ
3.5

感情に訴えて金を貰う乞食をおちょくる、なぜなら情緒が嫌いだからという極端さや、取り繕った下衆野郎に刑事視点での客観が入る事の面白さなど造形は良い。想像の範疇の事しか起こらない遊びのない動きで終始堅い…

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何が面白いんだか。これで終わり?という幕切れ。中村伸郎は白い巨塔もそうだが大学教授役がよく似合う。いい味出してる。

 水に打たれる死体の映し方、グロテスクな程半身を埋めているのが良い。ラスト付近急激に執念深くなる東野英治郎、小泉博は要らなかったんじゃ….仲代達也の真顔や微笑みが正しく人造人間、人間の振りをしてるよ…

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4.0

普段は寡黙な秀才の大学院生。
しかし心の底は憎悪と怒り。そして野獣は野に放たれる。
仲代達矢が金と力しか信用しないピカロを演じる。もうね、目が怖い…!
目論む完全犯罪。それを追うベテランと新人刑事。…

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大傑作松田優作版「野獣死すべし」と同じなのは、冒頭刑事から拳銃奪うのと相棒がおるとこだけ。松田優作版を観た大藪春彦が原作のあまりの改変っぷりにポカーンとしとったと友人から聞いたことあるので、仲代達矢…

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原作読了記念に。大学サタイアとしての脚色が強い。カッティングとかを見てても台詞主導的な演出で、会話中にオフスクリーンで人が喋ることがまずない(必ず発話者に切返される)。仲代達矢は大藪春彦の書いた伊達…

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大藪春彦の58年文壇デビュー作を、白坂依志夫脚色、須川栄三が監督した59年製作作品。主役は仲代達矢。
須川は74年に「野獣死すべし 復讐のメカニック」も撮っている。こちらは藤岡弘。「野獣死すべし」の…

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白黒映画。
仲代達矢さんのイカれっぷり、なかなかのもの。
中村伸郎さんが密かに好演。笑っちゃう好きなキャラクターだ。
こんな結末なんだね。
仲代達也のニヒル笑いがいい。
表情ひとつでこの男が抱えた憎悪や怒りを表すことができるほど佇まいにすごみがある、かっこいい。
白坂依志夫の喋らせすぎ脚本、私は好きなのでおもしろかった。

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