海の牙の作品情報・感想・評価・動画配信

「海の牙」に投稿された感想・評価

第二次世界大戦終戦直前、ドイツの潜水艦が高官を載せて船出していく。ところが途中で高官の女がけがをしてしまい、近くの港から少し離れた田舎町の医者が誘拐され、そのまま潜水艦での生活が始まった。

当時、これはセットなのか本物の潜水艦や船を使ったのか、とにかくカメラがワンカットで潜水艦の中を進むのはすごいと思った。

そして魚雷による船の爆破シーンも本当に爆破しているのだろう、迫力がモノクロなのにすごい映像である。
前半はやや冗長だが、後半の閉塞した状況下での心理劇は息を飲むほど素晴らしい。閉ざされた空間で徐々に崩壊していく人間関係と、脱出を試みる主人公の行方にハラハラする。それにしても題名は『呪われた人々』(原題)のほうがよかったのではないか。
サスペンス
オスロから南米に向かう潜水艦、Uボートハウザー将軍、フォスターナチ親衛隊
ハウザーの愛人と彼女の旦那

フランスの医師が語りが説明になっている

ナチスドイツが敗戦したためそれぞれ心境変化があり悪い事態へ
pier

pierの感想・評価

3.3
ドイツ第三帝国復興を目指し潜水艦に乗り組むも、ヒトラー死去の知らせが入り動揺する乗組員たち。
極限下に置かれると、人は何をしでかすか分からない。
緊張感は漂うが、ややスリルに欠ける。

このレビューはネタバレを含みます

南アメリカでの「第三帝国の再建」を目的としてオスロから出港した潜水艦。
ナチスの将校はもちろん、ドイツ軍に与するフランス人やイタリア人らも乗船しているという状況下。
ナチスの将校の愛人が負傷。軍医が乗船していないという致命的なミス(笑)のせいで拉致された医師も加わって繰り広げられる物語。

医師以外の奴等それぞれが悲劇的な最期を迎えたが、愛人の死に方が一番嫌。
戦争に対する各国の見方やスタンスが極端に描かれているのが面白かった。
ハチワレ猫くんは医師と一緒に救出されたんだろうな。だといいな。
DVD鑑賞
「潜水艦映画に外れ無し」の名作。
1947年カンヌ国際映画祭作品賞(冒険探偵映画賞)受賞。
数回目の鑑賞

ルネ・クレマン監督2作目
戦争を題材にした人間群像劇。

1946年仏作品 白黒作品
監督・脚本 ルネ・クレマン
脚本 ジャック・レミ ジャック・コンパネーズ
撮影 アンリ・アルカン

出演
アンリ・ヴィダル ヨオ・デスト ミシェル・オークレール ポール・ベルナール マルセル・ダリオ

フランス語原題は「呪われた人々」「地獄に堕ちた人々」の意味。(DVDパッケージより)

第二次世界大戦末期
ノルウェー・オスロのドイツ海軍・潜水艦基地より一隻のUボートが秘密裏に出航した。
特命を帯び乗り組んだ面々。
陸軍の将軍、ゲシュタポの実力者と右腕のチンピラ、イタリア人の経営者とその妻(将軍の愛人)、スェーデン人作家とその娘、仏人新聞記者達。
途中、敵攻撃で負傷者が出てフランスの港町より仏人医師を拉致。

南米に向かうナチス潜水艦に乗り込んだ人々の物語。
南米に着くが、ここから仲間内の争いが起こる・・・

本物のUボートを撮影に使い、狭い艦内の描写や、水密ハッチの開け閉め、テーブルの上で回転するナイフ、袋からこぼれ落ちるコーヒー豆、南米の協力者が殺されるシーンでのカーテンが上からちぎれるシーンなど、印象的なシーンが多い。

拉致された仏人医師ギベールの視点で描かれ、艦内の人物達がやがて争い、殺し合いに発展していく。

ルネ・クレマン監督の2作目。
前作『鉄路の闘い』に続き撮影のアンリ・アルカン。
後の『ローマの休日』も彼の撮影。

戦闘場面はほとんど無い。
最初の敵から爆雷攻撃を受ける所と、最後の魚雷艇の攻撃シーンぐらい。
極限下の人間群像劇として、面白い作品。
潜水艦サスペンスの原点かな。密室の息苦しさが十分伝わる。印象的なシーンが多く、アンリ・アルカンのカメラワークの秀逸さが際立つ。でも、全体的に地味で少し冗長なのがもったいないな。ドイツ語とフランス語が入り交じる作りはリアルだね。
Nasagi

Nasagiの感想・評価

3.6
『禁じられた遊び』のルネ・クレマン監督による、潜水艦を舞台にした心理サスペンス。
撮影監督がコクトー版『美女と野獣』のアンリ・アルカンということで気になって観た。
あと個人的にすきなマルセル・ダリオが出ていた。

大戦末期 1945年の4月、ある任務をおびて南米へと向かうナチス潜水艦内部の様子を、拉致されたフランス人医師の視点からえがく、という形になっている。

せまい艦内にはさまざまな国籍の人が密集しており、主人公を除いて皆いちおう親ドイツという同盟関係にあるものの、決して一枚岩とは言えない。
そんな所に無線で「ヒトラー自殺、ベルリン陥落」の報が入ってくるのである。

威を借るための虎をなくし、戦犯になった狐たちは、それぞれどんな反応を見せるのか。

終戦の瞬間というと、ふつうは歓喜なり安堵なりといった感情を描写するだろうに、そこを敢えて、人間のもっとも意地の悪い部分が出る場面として描き出した点がこの映画の見どころだ。

コーヒー工場での殺人の場面は、殺す所を直接見せないことで、かえって印象に残るシーンが生まれるという好例の1つだと思う。
U

Uの感想・評価

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2019.9.4 DVD ##189

本に書かれた内容が回想として構成された作品。
qwerty6

qwerty6の感想・評価

4.0
《Les Maudits》

music by
Yves Baudrier(1906-88)

“Der Krieg ist vorbei.”
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