都会に出た田舎娘がタレントでノシ上がろうとするも無為な日々が待っていたって話で『甘い生活』を思い出した。傑作『三月生まれ』の見事な役者の動かし方に対し、本作はカメラを動かすことに執心してる印象を受け…
>>続きを読む主人公がカメラを見る、ひいては観客を見るカットは何を意味しているのか。
冒頭の主人公が日光浴をしている姿を撮るカメラの動きと作中のインタビューのカメラの動きが一緒だった。いわゆる舐めるように撮る。…
2024年 2月12日 シネラ
トランジスタラジオ、カーラジオ、ダンスホール、パーティー、レコードプレヤーからイタリアンポップスが次から次に流れる。
冒頭の曲はエンドロールの時も流れたような。
…
✔️🔸『私は彼女をよく知ってる』(3.5) 及び🔸『シシリーの黒い霧』(4.5)🔸【セシル·ドキュジス作品集】①『イタリアへの旅』(3.4)②『失われた夜』(3.2)③『パンの配給』(3.5…
>>続きを読む@NFAJ
主人公が撮られたインタビュー映像を、嘲るようなお笑い編集をされたフィルムが映画館で上映されているところで、映画の中の観客は笑ってるんだけど、その時この映画の観客も笑っていた。皮肉で残酷な…
美しき上昇志向ギャルにこれはひろみ麻耶さんのもあるかなーなんてボサっと考えてたら、止まらないように何度も自分で蹴り上げるレコードプレイヤーにどっさり流れるアイメイクが形どる涙、隣の坊やにヒヤヒヤする…
>>続きを読むお見事。邦画で言えば『月曜日のユカ』とか高度経済成長期の日活映画なんかに接続出来そうな浮かれてイカれた時代の都市のネオレアリズモ。圧倒的な美貌を誇る女優の卵の刹那的と言えば聞こえの良いざっくり言えば…
>>続きを読むヒロインは、素直で純粋な心の美しい娘。美容師、映画館の案内嬢などの仕事に就くが、要ウジンの意地悪や、男なんて利用すればいいといった助言に幻滅。死を選ぶ。暴力や男に貢ぐわけでもないのに、彼女が求めた生…
>>続きを読むピエトランジェリってピエトロ・ジェルミみてえな名前やなーって観に行ったけど、「三月生れ」「気ままな情事」の監督だったのか。
ちなみに上映後の解説によると、実際にピエトロ・ジェルミの作品にも関わってる…