ダニエル・シュミットのKAZUO OHNOの作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

『ダニエル・シュミットのKAZUO OHNO』に投稿された感想・評価

茄子
3.2
ちゃぷちゃぷと水面が揺れる音に乗せて舞い踊る。シュミットによる小宇宙

まったくの背景に従事していたはずの鳥たちが、大野一雄の筋肉に呼応するかのように暗空に飛び立つ瞬間は、単なる偶然であることは間違いないが、偶然であるからなんだというのだ、事実、否が応にもその両者が結合…

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動きがしなやかすぎて凄い。
凄い通り越して怖い。

大野さんはものすごくシンプルな精神的なエネルギーから、際限ないほど沢山の意味を孕んだ動きを生み出しているように思える。また、それらの意味はすべて、恐らく大野さんの意図ではなく、観ている私たちによって…

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濱口竜介『他なる映画と』から「映画の、からだについて」
都麦
3.5
愛と余力で作られたもの。シュミットにとっての美とは大野一雄を指したのでしょう。
劇場で観たい。機会あれ

ダニエル・シュミット監督「書かれた顔」(1995)での舞踏家・大野一雄の、出演シーン、アウトテイク、自宅で素顔で踊る様子をまとめたもの。

大野一雄が出演時88歳ということに感心する。横浜港の夜景と…

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OZ
4.8
県美。大野一雄すごい見た目。助監督は青山真治。
1990
-

この監督の撮る映像は、どこまでも夢見心地で、妖艶で、果てなく美しい。

撮影者と表現者の呼応。
空間とそれらの呼応。

踊るということの非現実味。
内から溢れる感情。
観ている鑑賞者さえをも巻きこむ…

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