【政治の時代の終焉の先にある再生】
ロバート・クレイマー映画を観たくなってDVD-BOXを買った。今回観た『マイルストーンズ』は一見、ドキュメンタリー映画に見えるが、実は特殊な過程で作られた劇映画で…
「マイルストーンズ」
冒頭、傘を差し道を歩く年配女性。鼻歌が聞こえ、語られ始める。古めかしいセピア色の画、ピル、乳搾り、シボレー。旅、妊娠、ホーチミンの言葉…本作はR.クレイマーとJ.ダグ…
なにがドキュメンタリーだ。少なくともロバート・クレイマーは平気で脚本を与えてるし演出をつけてる。
怖いのはカメラを散々位置変えまくって撮影してるくせに、発せられる言葉が生命力を失ってないことだ。
異…
政治色が強過ぎて合わなかった前作アイスと比べて穏やかな描写が多く、自然も美しく映っていたのでその点では好印象。(脚本あるけど全然そうは見えないのも良い)
でも手持ち撮影と多めのカット割りは好みに合…
やっぱりあんな小さな穴から新たな生命が零れ落ちるのは構造上無理があるような気がしてならず、最初の設計段階でもう少し大きめに開けておけば苦しまずとも済むのでは無いかと、そんな事を思ってはしまうがとなる…
>>続きを読む『アイス』同様、ドキュメンタリーかと思ってみていたら、そうではない事に気づきハッとする。8割方脚本があるのだとか。ドキュメンタリーともフィクションともつかぬ、あるひとつの傑作。
60年代半ばから7…
始めのうちは個々の映像に関連性を読み取れなくて眠かったのだが、終盤に近付くに連れて段々ノッてくる。
ロバート・クレーマーの編集のリズムが独特なんだが、不思議と気持ちよくなってくる。
ラストの出産シ…
ろくろ、サックス、そして終わりなき出産(シーンが長いだけでちゃんと終わります)。
60年代の熱い時代が終わったあとの若者たちの侘しさを映像に残したという点で、『アウトワン』と国は違えども通じている…
とりあえず長い!!疲れる!
ラスト近辺はモロだし出産ドキュメンタリーと化すのだが、これが長くてさ。たぶん客全員、「さっさと産め!」って思ってたに違いない。
ゲイカップルがろくろで陶芸しながらSA…