初見は学生時代。
あの頃は
この作品の空気感に
包まれるような
気持ちになった。
今回はもっと
客観的に観たというか。
タルコフスキーの
故郷を想う
強い念を感じる作品。
ストーリーとは別に。
…
タルコフスキーが撮った映像のなかで、最も緊張感に満ちた美しい作品のように思う。完成度の高い写真の1枚1枚が動いているような印象さえあり、どこか逃げ出したくなるくらいに圧倒される。
その美しさの核心…
映画としては、何も起こらないし何もない。でもタルコフスキーに至っては、それが逆に何もかもがあるように思える。これが映像の魔術。イタリア映画はどの国よりも重心が低くて荘厳な雰囲気があって好き。
ノスタ…