不用意に犯した罪から逃げた男が罪と向き合うまで
なにげに池部良マラソン継続中。
下水道工事の夜勤に励む木崎(池部良)が、札束を持った男が酔いつぶれているのを見つけてしまい、彼から金を奪い取る。その…
#81 日本映画と音楽
異色作だが、菊島隆三にしては、どこか展開が弛緩している。
池部が殺人犯であることは間違いないので、決死の逃亡に同情できない。
だがロケとセットの組み合わせは、見事。
音楽は、…
〈日本映画と音楽 1950年代から1960年代の作曲家たち〉にて「夜の終り」(1953年・谷口千吉)鑑賞。
おお、これは確かに音響が面白い。ついカッとして!からのせつない地獄街道熱。熱が下がってよう…
谷口千吉の演出はさすがに古臭い部分もあるが、なかなか見せる。良かったのは、犯罪者になってしまった池部良が「僕はどうしてあんなことをしてしまったのか判らないんです。でもとても孤独です。そして眠たい」と…
>>続きを読む堅実と書いてタニグチと読む。情動と書いてキクシマと読む。ここに奇跡はないが実践がある。メジャーにバントの美しさを持ち込んだイチローを思い出した。ところで『赤線地帯』に先駆けること3年、子持ちの三益が…
>>続きを読む(35mm)
池部良と岡田茉莉子の色恋沙汰だと思っていたら、クライムサスペンスへと急ハンドルを切り驚かされる。
SNSのコメントのようなセリフが多く登場し、70年経っても何も変わっていないことを見…
キャリア初期のためか声が高い岡田茉莉子と50年代前半の新橋・有楽町のロケーションが最高!
画面奥に逃げる池部良は建物の陰の右側から現れる車に飛び乗り(スタントだとは思うけど)、都会の象徴として都電…