ビョークの『ネズの木』〜グリム童話よりの作品情報・感想・評価

「ビョークの『ネズの木』〜グリム童話より」に投稿された感想・評価

haru

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無声映画時代みたいなカットに、ヨーロッパの大自然と女優の雰囲気が美しい映画。おとぎ話だけどファンタジー感は決してないのがグリム童話らしくて良かった
ビョークは歌も芝居も本物。大好き。
グリム童話の残酷な世界観の描かれ方が、ちょうどいい
ゴト

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3.8
幼少の頃、母親に絵本を読んでもらったことがある。ウチではそういう役目は父親が担うことが多かったので、珍しいこととして記憶の隅の方に今も残っている。確か祖父母の家で絵本が何冊かあって、色々読んでもらったのだが、ネズの木だけはいくらせがんでも読んではもらえなかった。

その理由は大人になって初版のグリム童話を読んではっきりした。グリム童話の初版は総じてキツイ内容だが、ネズの木はその中でも頭抜けている。ただ、映画は原作に見られる残虐性や残忍さよりも呪術的な恐怖の方が際立っている。グリム童話自体はグリム兄弟が採集した民話や昔話で成り立っている日本で言う遠野物語に近いものだと思うので、そういった部分に童話の根幹にある土着の信仰、文化が見てとれるような気がしないでもない。

主演のビョークは「ダンサー・イン・ザ・ダーク」ほど歌ってはくれないが、荒涼としたアイスランドの風景がモノクロに映え、古典的作品のような雰囲気を醸し出している。
年代物のフィルムノイズと、アイスランドの広大な景色に惹かれました。無駄なBGMも無くて、無音の中にある空間の広がりも汲み取ることができます。

そんな優しい世界に、少しの毒が垂らされて物語が進行する。些細な毒気はいつか全てを蝕んで、何もかもを狂わせる。
おとぎ話の中には何か教訓があるはずなのに、この作品から汲み取れる教訓は無情なものです。最後のマーギットがうなだれるシーンが頭の中から離れません。
ビョークが出演してるから観たのですが、 彼女が持つオリエンタルな雰囲気は良いですね☆
グリム童話をモチーフにしてる作品であるものの、霊的なものを表現するには彼女の風貌がピッタリだったかもしれません。
魔女の母親を持つビョークとその姉、魔女の血を引くものであっても姉の再婚相手の子供の心はコントロールできないところが面白いですね。四苦八苦する姉を徹底的に傍観するビョークがナレーター的な存在で、観る側も客観的視点で作品をみせてくれたような気がします。
モチロン、ビョークの歌声も楽しめます。彼女のファンなら満足できると思いますよ(^-^)
KY

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3.3
フジロック、Bjorkを切って裏のThundercatを見る予定なので埋め合わせで見た。

マイタイムテーブル。

http://bit.ly/2sJSlwU
C

Cの感想・評価

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渋谷TSUTAYA1/11。


グリム童話「ねずの木の話」をベースとした映画。去年、ビデオデッキを調達したのは、どうしてもこの作品が観たかったからです。だって、大好きなビョークが出てるんだもん…。


グリム童話、お恥ずかしながらあたしは全然知らないのですが、モノクロの映像と相まって、美しくて冷やっこくて残酷で怖かった…。これ、子供に観せられないなあ。


それにしてもビョークってなんてピュアな雰囲気なのかしら。当時二十歳だった彼女、汚れを知らない子供のような目。限りなく透明に近くて、人間の姿をした妖精なんだと思う。ビョークの歌声は、優しくて、おかあさんのお腹の中にいるみたいに気持ちいい。(ゆえに、この作品で少ししか彼女の歌声を聴けないのがさみしい…
MSTY

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4.0
アイスランドの歌姫・ビョークの映画デビュー作。グリム童話をモチーフにしていますが、イメージとしては「本当は怖いグリム童話」と言い表した方が近いかもしれません。

とりあえず全般を通して暗いです。暗いけれども、美しい。そんな表現がしっくりくるかなと思います。
ビョーク好きで観た。あの雰囲気は健在。※ぼんやり思い出しレビュー
mmk

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3.5
不気味だけど、心に引っかかる映画だった。
わたしをアイスランドに連れていくことになった映画。あの土地だからこその独特の風景が私の心を掴んで離さなかった。全編モノクロだからこそか、遥か遠い昔のおとぎ話を本当に見ている心地がした。
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