不思議の国のアリスの作品情報・感想・評価

不思議の国のアリス1915年製作の映画)

Alice in Wonderland

製作国:

上映時間:55分

3.6

「不思議の国のアリス」に投稿された感想・評価

てぃだ

てぃだの感想・評価

3.4
1915年に既に「特殊効果」をつかってファンタジー映画を作ってたんですかっていう驚き。
TSUBASA

TSUBASAの感想・評価

2.5
【着ぐるみのオンパレード】
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監督:W・W・ヤング
製作国:アメリカ
ジャンル:ファンタジー
収録時間:55分
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現在では『アリスインワンダーランド』として最先端のCG技術を駆使して製作されている「不思議の国のアリス」ですが、この原作を映画化しようとした歴史はあまりにも古いです。1903年のそれが最初のものでありますが、8分程度のサイレント映画の模様。1910年版を経て今作1915年版が登場しますが、今作の上映時間は55分。なので初のアリス作品の長編と言えます。

もちろんパブリックドメインなので無料でネットで見れますが、チャップリンなどの同世代のサイレント映画に比べて英語の字幕がやや多め。ある程度の語彙力があり速読力がないとやや厳しいかもしれませんが、映像が面白いので見るだけでも価値はあるかもしれません。

今作には着ぐるみがいっぱい登場します。
はっきり申し上げます。
ホラーです(笑)下手なホラーより怖いというか不気味だと言えます。現代の子どもがこれを鑑賞したら間違いなくトラウマになると思われます。チェシャ猫を筆頭に、某国の真似事着ぐるみかと言わんばかりの着ぐるみが多く登場します。このサイレントモノクロ映像にこれらの着ぐるみが登場するのははっきり言って不気味。それでも、当時の人からすると不思議の国という大変ファンタジーな世界に見えたのでしょうね。

ツッコミどころはかなりありますが、それ以上にこんなぶっ飛んだことを1915年に既にしていたということに驚きです。チェシャ猫が消えたり現れたりするシーンや、招き猫かとツッコまずにはいられない猫がアリスを招くシーンなどはかなりシュールです。海から登場するエビらしき着ぐるみたちにも笑えましたし、映像の不気味ささえ乗り越えたらなんとも微笑ましくてツッコみたくなるシーンばかりです。

お世辞にもワンダーランドとは言えませんが、当時の人たちが本気でこういう世界観の映画を作ろうとしたことには素直に感銘を受けました。まだまだ映像技術が乏しい中、このような難しいテーマに挑むチャレンジ精神も窺えます。あまりにも異様な世界観だったので、現代版アリスインワンダーランドよりかは楽しめたかもしれません。僕はアリスファンでも何でもないですが、もしアリスファンで今作未見の方がいましたら、是非鑑賞していただきたいです。

どのような感想が出るのか。あれらの着ぐるみにどう反応されるのか。是非聞いてみたいところです。スコアは低めですが、60分未満程のクラシック作品に関してはスコアをつけないか、このあたりのスコアに統一をしています。不満はありません。

それにしても、ルイス・キャロルが執筆したこの原作は、100年以上にわたり映画化され、人々に愛されているから驚きです。「不思議の国のアリス」は間違いなく人類の文学史上における遺産の一つと言えるでしょう。
ルイス・キャロル原作「不思議の国のアリス」の映像化に挑戦した1915年度作品。これ以前に短編として2度映像化されているが、長尺となったのは本作が初めて。

アリスの年齢が引き上げられているように見えるが、全体的には原作初版の挿絵家ジョン・テニエルのイラストを忠実になぞった内容になっている。登場人物や舞台美術のデザインだけではなく、場面によっては挿絵の中の漫画的な動きまでも再現している。テニエルの挿絵と比べながら観るというのも趣があるだろう。

不思議の国の住人は着ぐるみで再現されており、その一挙手一投足を楽しむことができる。アリス役の娘が着ぐるみの中身をサポートしていたり、ドードー鳥の首が折れ曲がっていたり、フラミンゴが死骸と化していたり、100年前の作品だということは承知の上なんだけど、ツッコミが止まらなくなる。

1903年度版ですら再現できていたアリスが縮むシーンが、本作では存在していないのが不思議。トリック撮影をもうちょっと頑張って欲しかった気もする。

とはいえ、原作と挿絵の世界観を映像作品として創り上げた功績は大きい。これこそがアリスを題材に取った作品の礎といえるだろう。
ジョニー・デップが出演した映画とは違い昔らしい出来上がりです。
アリスがウサギに手招きされ、あっちの世界を楽しんでるのが分かります。相変わらず英語が苦手で苦戦中ですが、やはり知ってるだけに観やすいです。

これの前にも1903年と1910年があります。

2回目
モノクロサイレント映画版ふしぎの国のアリス。
かなり古い作品ではありますが、アリスの世界観を幻想的に描いています。
アリスが大きくなったり、小さくなったりするシーンはなく、当時の撮影技術では表現することができなかったのでしょう。