ここから「ファンドとリス」までに何があった?と思うほどにかわいい作品。
後の長編作品に見られる狂気はまだ現れてない。でもその片鱗はそこかしこに。
そもそも設定が狂ってるか。意識はどっちにあるのかだけ…
隠しきれない狂気とパワー。
ホドロフスキーの長編と比べるとあの狂気じみた雰囲気は現れていない。
けれども
あの不気味な明るさを放つ店。
怪しい町並み。
肥えた淫靡な娼婦。
戯けたホ…
ホドロフスキーがパントマイム舞台時代(当時28歳)に監督主演した処女短編。原題は「LA CRAVATE(ネクタイ)」。原作はトーマス・マンの同題短編。ロストフィルムだったのが2006年に発見された。…
>>続きを読む映画監督アレハンドロ・ホドロフスキーの処女作というよりも、芸人(パントマイム)が映画も撮ってみました!みたいな作品。
セリフなしだが摩訶不思議なほんわかしたストーリーが展開する。
手作りの舞台セット…
ホドロフスキーの最初の作品は可愛らしいパントマイム劇。手作り感が伝わってきて好もしい。人を羨み己を卑下するのではなく、丸ごとの自分を愛してやること。こんな自分だって愛おしんでくれる人もどこかにはいる…
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