身分違いの結婚を許されなかった吟遊詩人アシク・ケリブは立派な男となって戻ってくることを婚約者に約束し、旅に出る。
ロシアの文豪ミハイル・レールモントフの御伽話を映画化。
セルゲイ・パラジャー…
パラジャーノフ遺作。
『ざくろの色』はもはやコメディだろうと思った自分の感覚はやはり間違いではないらしく、本作のコメディ度はちょっと筆舌に尽くし難い。
この監督は画作りは素晴らしいがいち映画として…
世界、世情、人間、繰り返される歴史、
その中での真の詩人達の普遍的な立ち位置、
遍歴、脱俗、超俗、真の詩人達が旅する茨の道、
俗世、はたまた常識、はたまた資本主義社会 、そういったものの番外地で、
…
このレビューはネタバレを含みます
投獄中にも書簡で友情を深めていたという、盟友アンドレイ・タルコフスキーに捧げられた、パラジャーノフの遺作。
ロシアの詩人ミハイル・レールモントフのお伽話をベースにした、エキゾチックな幻想奇譚・スウ…
儀式じみた動きから何が飛び出してくるか分からない面白みと、背景がビシッと納まったフレーミングの融合。
とても独自性が強くて珍味。特に動物、なかでも魚を使ったシーン。
ただ、ダンスとフェイスショットの…
くるっぽー
貧乏な詩人は金持ちの娘と将来を誓い合うが、相手のオトンに突っぱねられてしまう。彼は吟遊の旅に出る……。
おれのこの世で最も愛するものである鳩がいっぱい出てくるからすごく幸せになれる。…
パラジャーノフの作品の画の中心ではなくてどちらかと言うと背景部分に散りばめられている人や物が好き。あと生き物も。
物を気怠げに投げていたり、不思議な踊りを踊っていたりと映画の雰囲気作りの大事な部分を…