【ブレッソン、ジャンヌを裁く】
ドライヤーの『裁かるるジャンヌ』では、審問官たちの心の悪を投影した顔面と、ジャンヌの大きな瞳から流れ落ちる大粒の善なる涙へのクローズアップを対比させ、10:0でジャン…
真実のため。
目まぐるしい活躍を見せるジャンヌ・ダルクは捕らえられ、火あぶり刑になるまでを描く。
必死に抗い続けたジャンヌ・ダルクの裁判を60分間描き続ける。あまりに理不尽すぎる裁判であり、ジャ…
大学生の時、井上くんからブレッソンのDVDボックスを借りて、これから観たのがいけなかった。
今の自分はどう思うのかわからないけど、20歳の自分には分からなかった。
そのせいで他の作品に手が伸びず、…
ブレッソンは好きだが、これに関しては『裁かるゝジャンヌ』の方に軍配が上がる
人物の表情をカットバックで映す会話劇は『たぶん悪魔が』『白夜』同様、ブレッソンとは相性が悪い
ただ、弁護人のハンドサインな…
ジャンヌ・ダルクものは網羅しておこうかなシリーズ。冷徹な視点というか、視点そのものの映画というか。「裁かるる」の顔面クローズアップ劇とは違う突き放しが、見せ物としての聖者に対する火刑の残酷さと普遍性…
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