映像は重く、息苦しく、BGMもない(あったかな?)なのに片時も目が離せない。夏の盛り、夕暮れ時の虫の声を聴くたび、このEDを思い出すんじゃないかと思うくらい本編もEDも印象的だった。信仰とは何か、神…
>>続きを読む宗教学を勉強する大学時代に観た映画。原作はもっと素晴らしいよ!
この映画を通して、多様性についてより深く考えることができた。
キリスト教という宗教を一つとっても、教会の偉い人達と、宣教師達と、日…
『SHOGUN/将軍』の鑑賞をきっかけに他国が描く日本が気になって視聴した。
『ヴィンランド・サガ』で見られるように、キリスト教世界への移り変わりが暴力観に現代的な影響を与えてきた例はあるものの、…
2時間半以上もあるので、見るのに少し構えたが、退屈することなく最後まで集中して見れた
これはキリスト教布教を語った物語というよりシンプルに『信仰』というものを芸術的に語った作品だった。
信じる者た…
「信仰」とは「黙する」ことであって
「説く」ことではないのよね。
そんなことをね、
ずーっと思ってるのよ私。
「信じて欲しい」
とか
「信じてる」
とかさ
言葉にしたとたん
ほら、みてごらんな…
遠藤周作の沈黙が原作
生前から遠藤は自身の生家の信仰、まるで仮着であるカトリックの教えを日本人の自分の体型に合わせて仕立て直す必要があったというようなことを遺している。
芥川龍之介の「神神の微笑」…
そばにいてくれてどうもありがとう、と、キチジローに伝えるシーンで涙が溢れた。哀れな日本人の典型として描かれた彼は、わたしたち全員の代表で、愚かだけれど、悪人ではない。
神の沈黙は苦しかっただろうな…
自分の為に祈ってはいない。
人のために純粋に祈り願った彼に降りかかる無作為な罪と罰。しかし絶望の中で老衰した彼の手には、まだ十字架があった。これを信仰心・忠誠心と取れば美しく見えるが、同時に裏切られ…
テーマも何もかも強すぎる
決して楽しい話ではないが、2時間40分の上映時間を長く感じさせない完成度。今作に関わった人々が最高の仕事をしたことは随所に見て取れるが、俳優たちの演技もさることながら、この…
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