クンドゥンの作品情報・感想・評価

「クンドゥン」に投稿された感想・評価

この映画を観たのはインド旅行から帰ってきた後だったのだが、インドに行く前に観ておけばよかったと激しく後悔した。ダラムサラに行けば良かった!
とにかく1発で主人公、ダライ・ラマ14世のファンになってしまった。幼少期からダライ・ラマとなり、世界の潮流に流され続け、ついにはインドへ亡命…激動の時代を生き抜いた彼の言葉には、一つ一つに説得力があり、力があり、感動させられる。
この作品で傑出してるのは、やはり毛沢東とダライ・ラマの会話シーンだと思う。なにより毛沢東がメチャクチャ怖い!カリスマ性があって、知性もあり、その上で確固たる信念もあるというような人物描写で、「あ、この人には絶対勝てないな」という絶望感を、ダライ・ラマと一緒に味わった気分。
こえ

こえの感想・評価

4.5
スコセッシがダライ・ラマの映画を撮っていたなんて知らなかった。映画全般を通してスコセッシ・クオリティなので、存分にその世界観を堪能できた。
内容は、ダライ・ラマ14世の幼少期から、1959年にインドに亡命するまでの話。この映画の他と違う点は、彼の家族にもスポットを当てているところだろう。いきなり、あなたの息子はダライ・ラマの生まれ変わりです、と言われてから、即位し、ダライ・ラマの血族としてポタラ宮に住むわけだから、そこも大事だよなって思った。
全編を通して流れる低い音の荘厳で重苦しい雰囲気。特に、神降ろし(?)の儀式のときの、長いホルンみたいな楽器とその異様な雰囲気、トランス状態の憑代。
14世は1935年生まれ、5歳で即位なので、第二次大戦期を通して少年期を経験していることになる。
中国共産党にとって、宗教は「毒」。脅威をちらつかせる毛沢東にもあくまで非暴力で対抗するチベット側だったけど、その点に関しては、チベット内部でもいろいろな意見があった(ある)ようだ。
中盤にあった、「あなたの最期はチベットの最期です」という言葉が重い。考えれば考えるほど、重い。
ところどころ挟まれる、彼が見る幻のようなカットもこの映画の面白い点だった。血を流して倒れる無数のラマ僧の真ん中に一人彼が立っているシーンはすごかった。金魚が泳ぐ水槽に赤い血のようなものが徐々に流れ渡っていくのとかも。
最後、無事インドの国境にたどり着いたとき、インド人の国境警察の「あなたのお名前は?」という問いに答えた言葉が最も印象に残っている。
興味ある人には進んで薦める、いい映画だった。
gdbsdta

gdbsdtaの感想・評価

3.3
子供でその立場になってたのがびっくり。
人として感心させられ、中国の怖さがみえた。 後半のダライ・ラマ14世の自分の事を語る部分が響いた。
同じくスコセッシ監督作、同じく宗教映画、そして同じく仏教とゆかりの深い国のはずなのにキリスト教といえばクリスマスパーティー程度、なのに『沈黙』と比べるとレビュー数が二桁も少ないこの素晴らしい伝記映画について書きたい。まずスコセッシ作品としてもこっちの方がずっと好きだしこれを撮ってくれたことに心から感謝する。それでも信じるという宗教的苦悩もロドリゴの背負った万倍の重さを実在のダライ・ラマはただ独り逃場もなく背負わされ、今なお実在しながらチャイナの暴虐も恨まず笑顔で世界平和のため奔走している。『沈黙』では日本側がどれだけ惜しみなく協力したかは容易に想像できるけど、彼の地でアメリカ人のスコセッシがどうやってこれ撮れたのか不思議なくらいこの映画は崇高な輝きを放っている。と思う。個人的にはいかなる宗教も持たないけど『沈黙』でも言われるように哲学としての仏教は現在でも生きる指針の一つとして植民地主義の手先に利用されたバテレンよりは有効だと思う。
みら

みらの感想・評価

4.9
ダライ・ラマ14世の誕生~…を描いた映画。
非暴力を訴えるダライ・ラマ14世と、チベットに対して中国がどのような対応で迫るか。
静かに描かれるも、随所でドキドキさせられる。

中国が完全に悪者扱いで救いがない描き方をされてる…のが少しだけ気がかり。
(ホントにそうなのかもしれないけどね。)

ダライ・ラマ14世生い立ちにはびっくりしました。そしてダライ・ラマ14世すごい。
最近見た映画の中ではかなり上位に位置します。
また見よう~。
だれもが彼をダライ・ラマ14世であることを確信していることと、若く純粋に仏教を信仰しているということが、彼を苦しめる。偉人の内面と美しい風景・文化。マーティン・スコセッシ監督はすごい。
ぽん

ぽんの感想・評価

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ダライラマ14世がチベットからインドに亡命するまでを描く。制作にあたって本人の助言有り。うーん、ワクワクするような面白さはないけど、観て損はない。名言多数。転生だからって生意気な子供が突然いい待遇うけたらダメ人間になりそうで途中心配してしまった。
mikoyan358

mikoyan358の感想・評価

3.0
2008/2/3鑑賞(鑑賞メーターより転載)
内容からいって絶対チベットロケではないと思うが、重厚な空気感、濃淡のくっきりついた風景など雰囲気は凄く良く出ていた。肝心の展開が地味すぎてやや眠気を誘うのだが...
cozy

cozyの感想・評価

3.0
ダライ・ラマ14世のpv
モロッコ産のチベット。なかなかいいと思った。
ダライ・ラマ14世の半生について、そして文化大革命がどのようなものであったかを知ることができました。
チベットの今をもっと知りたくなりました。
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