傑作ではないがゆったりと魅せる加藤彰の実録系ロマンポルノ。
この前の山口和彦のトルコ日記にも思ったが特に面白さと絵作りにおいては神代小沼中村あたりには敵わない。序盤乳首を見せない演出なのかと思ったら…
実話(滋賀銀行事件)をもとにした作品。ギャンブル好きな情夫からカネをせびられ、男のために銀行のカネを横領。億単位の金額になってしまう。事件は転勤を命じられ、発覚する。宮下教雄の脚本を加藤彰が監督した…
>>続きを読むラピュタ阿佐ヶ谷25周年『ニュープリント大作戦!』にて
『紙の月』が頭をよぎる女性銀行員による派手な横領&ヒモ貢ぎ事件。
時間軸をバラバラにし一人の女の人生をじっとりと描いてく演出が見事。
主演…
実際に起こった横領事件を単に再現するのではなく、事件の加害者となった銀行員女性の生きざまを時系列をモザイクのようにバラバラにすることで主人公の心情が画面から浮かび上がる演出が圧巻。そしてそこからは戦…
>>続きを読む滋賀銀行横領事件を元に、戦後の女の自立と生き方、漂泊する女の様を政治動向(終戦、安保、三島事件)と並列させて描く試み。脚本はどちらかというとロジック勝負の田中登組でもある宮下教雄が手掛けており、安定…
>>続きを読むヒモに金を貢ぎ続けた銀行員OLの実話を基にしたロマンポルノ。エロいだけじゃなく、社会をちゃんと描いている。最後がおばあちゃんで終わったところがよかったな。シネマヴェーラのチラシ解説では刑務所でカツ丼…
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