この世には愛と恐怖の2つしか無い。フィンランド版勅使河原宏。哲学的台詞に満ちておりスコリモフスキ「出発」や「バリエラ」みたいなほんの少しのヌーヴェルバーグ臭もさせつつタクドラやディアハンターなどのア…
>>続きを読む枠からはみ出さない傑作。
観念論の死と呼ぶことは許されていないような密度の白と黒の断層、
(更には白と黒の狭間が)
(えぇ、そうです。そのような格好で押し寄せて波打っ…
監督・製作陣の本気度に圧倒される力作!
『8 1/2』のような強烈なオープニングで一気に引き込まれる
キャラクターの心情の比喩的かつ詩的な表現が多様で、かつ徹底されていてすごい
水や反射する顔、…
無知なのか知りすぎて自分を失って方向音痴になったのか、別なのかわからないけどキレイに堕ちていった。自分ナビは目的地には向かってないが殺意には行ってない。コンクリートよりも幾ばくか色味があ…
>>続きを読むトーキョーノーザンライツ2016の中で唯一寝てしまった作品。水の表現と工場の映像以外には記憶に残らず、電子音による音の雰囲気が眠気を誘い内容が一切入ってこなかった。撮影自体に技量がないわけではないの…
>>続きを読むフィンランド映画祭にて。
元が小説だそうで、原作者と監督という珍しい組み合わせのQAつきだった。事前情報なしで見たけど、これけっこう衝撃的だったな。不穏な空気というよりも、兄弟の描写からなにか…感…
《フィンランド映画祭2014》死の予感に脅える弟。彼が縋れる唯一の存在である兄も自らの重荷を背負い家を離れる日が近づいている。シモの焦燥感、頼れぬ母に時々見せる幼児性などが切り詰めた映像表現から伝…
>>続きを読むモノクロの使い方(まさにコンクリートのよう)、雨や水の使い方といいあんまり最近見ないようなものを見せてくれた。(ただ邦画ばっかり見てるからなのかもしれない)
あれはCG使ってるのかな…さすがにカメラ…
閉塞感漂う冷やりとした映像美の世界。タルコフスキーに影響を受けたような水の使い方と光の使い方も幻想的で上手い。これだけでも見る価値はありました。
物語は自我と無知からくる恐怖に捉われた少年の話。 …