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「合葬」に投稿された感想・評価

ヤマト

ヤマトの感想・評価

2.5
過去観賞。
あまり面白かった印象はありませんが、時代背景は好きなので、機会があればまた観賞したいと思います。
杉浦ワールドというか時間感覚が構築されていて、ただ哀れというだけでない悲劇をみせてくれる
がちゃ

がちゃの感想・評価

3.5
彰義隊の流れはよくわかるが、あんまり戦争のシーンとかはなくて3人の若者の心の移り変わり中心。ちょっとおどろおどろしい感じや異質なBGMとかはおもしろいチャレンジと思う。
幕末武士の青春モノに弱い俺は、この映画に人を斬るシーンがほぼないこと(有ってもそれは木刀での稽古や喧嘩)に驚き、しかしそれは白虎隊など散ってゆく隊士を題材にする際にありがちな、内面や友情を描くため、後々の自害の無駄死に感を出すため(これは現代で特攻隊美化など言われないためでもある)あえて殺生を抑えているとも言えることとか全てをブチ抜いて、ただただあんたらも最期だからと渡されたお金でみんなで行った遊廓を出たとこ、白んだ空、冷たい空気を吸い、みんなでどんな女と寝たかと言い合うあの感じ、流れる音楽!英詞(ズドーーーーン)!!!!!!しかもdragon ash風!!!!!(実際はASA-CHANG and 巡礼。笑)!!!!これだけで本当に泣ける。素晴らしすぎるって。
manami

manamiの感想・評価

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ちょっとしたきっかけさえあれば今にも踏み外してしまいそうな危うさ。どんな困難に遭っても己の信念を曲げない真っ直ぐさ。柳楽優弥持ち前の二面性が突き刺さる。「極」って名前もすごいな、パワーが溢れてるな、ただしお酒の名前みたいでもある。
そして瀬戸康史も岡山天音も良い。あんまり時代劇らしくはないけど。幼馴染み3人、前半のワチャワチャは微笑ましくて、それがあってからの後半だけに、関係性の変化によけいに胸が苦しくなる。
さらにはオダギリジョー。のらりくらりとし雰囲気から、またしても色気がビャービャーだだ漏れです。物理的にも精神的にも行き場を失くした若者をまとめ上げるリーダー役。でも彼がこういう役を演じると、何か裏があるに違いないとどうしても疑っちゃうわ。
ストーリーは分かるような分からないような。盛り上がりもあるようなないような。そして意図的にそう作ってるようにも感じられる。カヒミカリィのナレーションといい、似つかわしくないBGMといい、なんとも不思議な雰囲気が漂う。
冒頭のおどろおどろしいエピソードは何だったのか。ああいう流れのお話でも面白くなりそう。でも結局はアレの正体とかも特に語られずじまい、ほんと何だったんだ。
中盤で挟まれる怪談話や笛の音の件と合わせて、「忍び寄る死の気配」を表してるんだろうか。

138
つよ

つよの感想・評価

3.0
徳川政権が終わった江戸幕府。
平和的に江戸城を明け渡したのに、上様を守る彰義隊は大きくなりすぎて戦争派も増えてしまう。
柳楽優弥時代劇似合う。
いづる

いづるの感想・評価

2.5
柳楽優弥さんが出てるので観賞。
みなさんのレビューをみながら、そういうことか…とストーリーを理解。
私には難しかったです。
幕府解体の時代、彰義隊のことが良くわかり、役者陣が皆良かった。
物語の流れや雰囲気も好きだし、良い映画だった…。
が、原作を知らないので、わからない事が…。物語冒頭、瀬戸康史が何か得体の知れないモノ踏んで臭い、と。翌日踏んだモノの場所がわかったけど、得体の知れないモノが腐っていた…って、後に出てくるかと思ってたら、あれで終わっていて謎。 あのくだりは嫌いじゃなくて、これから化け物、妖怪系も登場の期待…だったのに終わってしまった。
なんだったんだよーーーっ!
彰義隊とはの巻

ちょっと掴みどころがないというか
いろいろやろうとしてるのはわかるんだけど、どうもことごとくハマってない
人物描写をもうちょっと深く描いてたら違う印象になったかもしれないし、タイトルの合葬はなるほどその通りでいいタイトルなんだけど内容がついて行ってない薄味風味が惜しい
otomisan

otomisanの感想・評価

4.2
 二百年以上続いた統治が急に終わり禄を失って旗本御家人たちもただの武家。さらに部屋住みの次三男らにお目見え前の若輩どもはほんとの穀潰しに。どうせ目通り叶わぬ主君なら臣も君もありはすまいと思ったら、そんなもんじゃないのが武家の世界。江戸は戦火を免れてめでたかろうが、兵火に曝しても孤塁を守りたいのが幕臣の面目か。
 そして囚われるのが、慶喜水戸退去のお見送りで覚えた「君辱めらるれば臣死す」の感覚だ。薩長兵が市中を大手を振って行き来する一方で大君が蟄居謹慎し身だしなみの整えも憚る有様を目の当たりにすればこそ覚えるところである。次三男の彼らが普通なら主君に目通る事はあり得ない。それが将に主君の辱めの現場において最初で最後の一座を建立してしまったわけである。しかも主君は彼らの存在に気を廻す余地も有るまじき退去の後ろ姿ばかりの。
 アトラクター満載な柳楽が"臣死す病"に罹り彰義隊を志願すれば、連れ戻したい開明君も宿無しのノンポリ君もなんとなく引きずられる。しかしだ。スローガンはなるほどと思うが上野戦争まで一月、どれだけ遊ぶか、愛し恋するか。だがここがこの話の肝でもあり、彰義隊ものを期待した観客の不満が集まるところなのでもあろう。
 上野を根城に軍事的見通しも軍略も新式装備も無い割に軍資金ばかりたんまりあって、教練も統率も皆無の若者を抱えて隊に何ができる?精々命の洗濯を繰り返し、情が募って出てくもよし、それでも思いが曲がらねば残るもよしだったろう。残った者には散り際だけ言い聞かせて死なせてやるのが功徳であったかもしれない。だから、森のごとき死に花論など無用の世話だし、無為の死を嘆くなど論外であろう。山に残ろうという者ら、来るべき時代が論じられて既に数十年という時代に取り残されて碌々としている連中に何の益あって延命の無駄を説くのか。薩長軍に、軍記記述者に潔く死にましたと書かれればいいだけのはなしである。
 だが、そうはいっても死の現場は凄惨だし生き残る者だってなんの楽な事があろう。生き抜く積りのはずだった開明君を先頭に、"死す病"の雪辱君の死にきれぬ苦しみの今わの際も、そこに慈悲を与えられぬノンポリ君の無能さも、済んでしまえば成すところは無くとも生き方それぞれを示し得たとは感じる。
 写真場ではピストルを手に大盛り上がりの三人が、その飛び道具に打ち払われて一人残ったノンポリ君が受け取る二人の遺影。いつかオゼキ夫人のもとに届く事があるだろうか。そして、夫人は雪辱君の姿をその子に何と説明するだろうか。ノンポリ君にオゼキ夫妻、生きて各人どんな将来が巡って来るか分からぬけれど、そのことだけが目に見えるようだと思った。
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