シン・ゴジラの作品情報・感想・評価

シン・ゴジラ2016年製作の映画)

上映日:2016年07月29日

製作国:

上映時間:119分

ジャンル:

3.9

あらすじ

出演者

「シン・ゴジラ」に投稿された感想・評価

最新5DXはご存知ですか?

えっ?座席が震える?

いえ、震えるのはあなたの心です。

座席から水飛沫が…?

水飛沫が出るのはあなたの目からです。

どのハリウッド映画かって?

いえ…邦画です。



まず驚いたのはアクアライン崩落事故からのテンポの良さ。閣議招集から巨大不明生物の示唆、そして上陸まで現場と会議、現場と会議の激しいカットを切り、専門用語が機銃掃射の如く発せられ5分刻みで状況が目まぐるしく変化する様は圧巻です。

怪獣映画という枠組みでなくどこまでも虚構と現実を突き詰めたいがために災害シュミレーションとしての構図から対応策に追われ忙殺される人々の様を縦横無尽に抜かれるカメラワークで表現し、結果的に「自主性」に頼らざるを得なくなる国民の受難と政府の雁字搦め性が憂いでなくどこかコメディックですらあるのは、怪獣映画というジャンルの新たな切り口として大正解かと思う。

そして称賛に値するのは1954年の初代ゴジラの存在を排し、既存の概念を打ち破るゴジラを創り上げたこと。初代ゴジラの存在に上書きをかけるという大胆な庵野秀明監督の手腕があの蒲田に上陸したあまりにエクストリームなゴジラ造形を完成させたとだと思うと胸が高鳴ると同時に画面内の国民と画面外の観客に”覚悟”を要求してくる。

そして何より現場と会議室、記者会見のスピーディなカット割から安堵と思われたその一寸先に待ち構える恐怖演出。逃げ惑う市民のから振り返ると画面いっぱいに広がるエクストリームなゴジラ造形に、思わず「あっ!」口を覆ってしまった。

樋口特撮も素晴らしく跳ね飛ばされる車や崩壊する建物の迫力。この既存の概念の破壊はエメリッヒ監督の「インデペンデンスデイ」1作目の巨大UFOの飛来の如く日常に侵食してくる異形のシークエンスとして申し分のないものだった。

虚構vs現実とのコピーに恥じることのない自衛隊の総力を結集した防衛作戦はミニチュアでは決して生み出せない大胆不敵なカメラワークと迫力であり、それに対するゴジラの造形美は、「ゴジラ2000 ミレニアム」のような前傾姿勢のケモノでなく、絶対不動の”神の化身”であり”荒ぶる異形”に違いなかった。

先にも挙げたが初代ゴジラを排したことによるエクストリームなカードをゴジラに対して切れるため、ゴジラが齎す災厄と攻撃手段には絶望を禁じ得ず思わず「嘘だ…」と呟き、ただだ畏敬の念が流し込まれたようだった。

まさに庵野秀明監督が”したいようにやった”新たなゴジラが東京を蹂躙したのだ。庵野=エヴァンゲリオンという図式すらも根底から焼き払ったのだから清々しい。

最終決戦に向けて日本は
鬱屈し
抑圧され
長いものに巻かれてきた歴史を持ち前の勤勉さを武器に立ち上がり、日本にしかできないようなギミックを惜しげもなく使った見事なクライマックスに仕上げている。そして関を切ったかのように往年の名BGMを掻き鳴らすところで涙が止まらなかった。

最終決戦開始時のセリフは「もっと気の利いたこと言えないのか?」と拍子抜けするかもしれないが、ただそれが日本の武器である勤勉さとそして”情”による王道であった。

ゴジラを”荒ぶる神”と形容するならばその決着のつけ方も素晴らしく、何より日本という国を彼の国の属国と揶揄される日本を3・11という未曾有の災害を乗り越えた日本という国を故郷を”勤勉さ”と”情”を武器に守護しようとする日本人の精神にこう捧げたい。

「独立記念日おめでとう」



後悔はない!
本当に本当に
年間ベストであると宣言する!







そして本日は私の誕生日である。
誕生日に年間ベスト、オールタイムベスト級作品に出会えて本当に嬉しい。
もりほ

もりほの感想・評価

3.0
壊されてる街の考察が楽しかった。
たまにC Gじゃなくて特撮で観たいって話を聞くけど根拠がよく分からん。将来映画はVRでしょってなった時に2Dで観たいって俺も言うのかな。
2回目 2016年9月11日
3回目 2016年9月15日(トークショー付き発声可能上映
4回目 2016年10月8日
5回目 2018年2月17日
mym

mymの感想・評価

1.5
俳優陣は豪華だが…
okaka

okakaの感想・評価

4.0
以前観た作品
字幕やセリフが追えなかったりしたがそれでもストーリーは分かるしなによりゴジラを可愛いカッコイイと思ったのは初めてかも。エヴァ感も感じたのも大きかったのかも。サブストーリーでヒューマンドラマ的要素など無いゴジラ対政府(人間)というのも良い
aKirA

aKirAの感想・評価

4.0
庵野やるじゃん!
はーぶ

はーぶの感想・評価

3.8
記録🎞

このレビューはネタバレを含みます

 モスラのような対抗する巨大怪獣が出てくるパターンではなく、ゴジラ対人間の図式が良かった。
 冒頭から前半部分にかけては、対ゴジラというよりは、官邸内の内輪の話。詳細不明な状況に対して、建前重視な対応や、有効な手立てが打てない官僚たち。苛立ちながらも、今の日本の官僚をリアルに描いているようで、よかった。ご都合主義だけど、その中で常に正解を言い続ける矢口さんは、ズルいけどカッコよかった!
 そして、姿を現すゴジラ。「???」なビジュアルの第一形態に心配になったけど、あくま前座。ただここまでの展開が非常にスピーディ!全く行き着く暇なく第三形態での逃走まで行ききった印象。ただここからも展開スピードが落ちない。巨災対の議論〜米国大使登場〜ゴジラ命名〜巨災対再議論と変わらずスピーディな展開が続く。彼らの淡々とした口調でゴジラの生体に迫る姿はまさにプロ集団!という感じで痛快でした。
 そして、ゴジラ第4形態出現!アメリカ版ゴジラのような恐怖を感じる迫力はなかったけど、自衛隊の怒涛に全く無傷と、絶望感は十分に伝わりました。混乱する一般人の様子もしっかり描かれていてよかった。
 最初は優柔不断だった総理が徐々に、力強い決断を下し、責任感ある人物に変わっていく姿もよかった。どこかで期待してた官僚の火事場の馬鹿力を見れた。そこからの、総理以下のショッキングな展開。
 そして、最後のゴジラ退治の局面では、国連勢力が日本もろともゴジラを排除しようとする中で、日本を壊滅させないために一丸となってのあたる姿は目頭が熱くなりました。最後の演説はもうちょっと長尺でやったほうがもっと感動できたかな。フィクションだけれども、日本人の底力が見れてホントに感動しました。
 最後に、ヤシオリってなんの略だったんでしょうか?それが結局分からず。。
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