アルマジロ アフガン戦争最前線基地の作品情報・感想・評価

アルマジロ アフガン戦争最前線基地2010年製作の映画)

ARMADILLO

上映日:2013年01月19日

製作国:

上映時間:105分

3.6

『アルマジロ アフガン戦争最前線基地』に投稿された感想・評価

momonomama

momonomamaの感想・評価

4.0
2010年 デンマーク
監督 ヤヌス・メッツ
メス、ダニエル、キム、ラスムス

2001年に始まったアフガン紛争。すぐにタリバンやアルカイダは壊滅して国際治安支援部隊(ISAF)によってアフガン内の治安維持などが行われた。
その最前線アルマジロに派遣されたデンマーク軍の兵士を7カ月密着したドキュメンタリー。
出発前の壮行会から始まり、帰国するまでの密着。派遣は6ヶ月。

キャスト名は実名(ドキュメンタリーだもんね)
もう、普通の男子。
パトロールは単調で退屈、たまに勃発するタリバンとの紛争でアドレナリン出まくり、、挙句は調査委員会ってのに「やりすぎちゃうか」って調査されたりする。
こういうところ、映画じゃないよね。

しかし、ミーティングも緩いし、一昔前の軍隊ってイメージじゃないね。
だから余計に普通の子。

それでも任期の間に怪我をしても治療後すぐに復帰したり(小隊長)
このドキュメンタリー終了後もまた、同じく任務に戻ってたり。

映画と違って単調だけど、それがリアルで、なかなかな作品でした。
mh

mhの感想・評価

-
アフガニスタン(前進作戦基地FOBArmadillo)に派兵されたデンマークの部隊を六か月間追ったドキュメンタリー映画。
内地から始まり、帰国でエンド。登場するのはそこらへんにいそうな若者たち。軍隊というイメージから想像するような厳しい規律もない、現代的な軍隊となっていた。
・手で飛ばす模型飛行機みたいな偵察機。
・苦手な食事を残しておき、それを偵察のとき、住民に配ってコミュニケーションをとる。
・和気あいあいとした雰囲気のミーティング。
このあたりのプロットいいね!
負傷や死体が本物なのはもちろん、重症者の顔にモザイクをかけているのも生々しい。
終盤の戦闘で興奮している様子や、その後にあった、憲兵からの調査など、戦争映画では誇張されたり、カットされたりする部分も描いている。
憲兵からの調査は、戦犯調査が題材のデンマーク映画「ある戦争」がモチーフにした出来事だね。
この映画に登場する基地は平野部だけど、山岳部の基地が舞台の「アウトポスト」とか「レストレポ前哨基地」と比べてみると面白いかも。
デンマーク産戦争映画のクオリティの高さってなんなんだろうな。
面白かった!
Flynn

Flynnの感想・評価

4.5

このレビューはネタバレを含みます

【2022年おうち映画 46本目】

過酷な戦場に戻りたいと思う兵士がいることは本で読んだり、実体験を伝える動画も見てきた。他の映画の題材にもなっているのも然り。
映像で観るとさらに理解しやすい。特に戦地に向かう前のワクワク感を抑えられない様子とか。

このドキュメンタリー作品ではアフガンの民間人とのやり取りも使われていて、祖国でタリバンと派遣された外国の兵士たちが銃撃戦を繰り返し、被害を受けるのは我々だと直接訴えているシーンもあった。
被害者がいない戦争は存在しない。

特にデンマーク本国では、タリバンの死体を記念撮影したことで論争が巻き起こったらしい。
タリバンと交戦する前線部隊に配備された若者たちの半年間を描く。

後半にタリバンとの戦闘シーンが描かれるが、カメラマンは入っていない?
衛生兵(おそらくキム?)のボディカム映像が中心に見える。
それでもパトロール中の不意打ちされた時には、当然カメラマンが回している。地雷や突然の銃撃の恐れがある中でカメラを回すのは、端的にいって、やばいよね・・・。

男になる、世界を知りたい、仲間がほしい。そんな純粋な気持ちで軍隊に入った一応の主人公・メスの、出国時と帰国時の表情の違いを見ていると、戦争という現実の複雑性を直視しているようで、言葉を失う。
言葉を失う体験が戦争だとしたら、このドキュメンタリーはその真実のかけらを体験できる作品だと思う。
叫び

叫びの感想・評価

3.8
アフガニスタンの最前線アルマジロに派遣されるデンマーク兵士たちの密着ドキュメンタリー。えっ、これフィクションじゃないんだ?海の向こうではいつだって戦争が続いている。世界は未だ平和ではない。
イライラ解消や見栄のために悲惨なドキュメンタリーやリアル寄りの戦争映画観ることあるし、人間はどこかで戦争を求めているのかもね。
NATO軍としてアフガニスタンの平和維持のため、タリバンと戦ったデンマーク軍のある一部隊のドキュンタリー。
カメラマン、前線で命がけの撮影だったろうな。
迫力がある。
2010年の #映画 #ドキュメンタリー 2009年の実話。アフガニスタンの治安のために派遣されたデンマーク軍の様子。カメラマンがチームに帯同してリアルに映し出してる。兵士の会話やビデオ見てリラックスシーンも。ただ、銃撃戦はかなりのリアル。

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2度目。
1度目はフィクションだと思って観てた。
ドキュメントと知って観ると、全然違う作品。
国際平和活動で治安維持として派兵されたデンマークの若者。
でも、地元民からすれば、タリバンもデンマーク兵も家畜や家族を殺し傷つける許しがたい敵。
デンマーク軍のアフガニスタン国際治安維持部隊に7ヶ月間密着したドキュメンタリー。
2006年ごろの取材のようだ。先週来からのアフガニスタンに関する報道を思うととても複雑だ。

本作はアフガニスタンにおけるテロ組織との闘いを主眼にしているのではなく、
派遣された若者たちにテーマをおいている。
志願兵とのことだったが、最前線基地に送られた彼らの顔には幼さも残るニキビ顔。映画に出てくるような筋骨隆々でもない。ヒョロリとした体つきの少年と青年の間のような「男の子たち」だ。
アフガニスタン派遣を家族に伝えるときの「冒険したいんだ」の言葉に、一瞬で家族の顔がくもる瞬間や空港での見送りシーンは親目線で心が苦しくなる。
半年間の派遣中は主にボディカメラで撮影されているので、こちらも小隊の隊員であるかのような気分になる。
どこかボーイスカウト気分が抜けず、緊迫感に欠ける彼ら。向こうは元気いっぱいだかが、こちらが不安でいっぱいになる。しかし、日を追うごとに負傷者や戦死者が出はじめて彼らの表情も変わっていく。戦う理由を考えるにはあまりにも彼らは若い。作戦をこなし、目の前の危険を回避するので精一杯だ。

淡々と彼らの派遣期間を追っただけの映像なので単調だが、思うところは多かった。

あんたたちは武器を持ってきて、帰って行く。その後、俺たちは首がとぶかも。

現地で協力を願い出たデンマーク軍に対してのアフガニスタン村人の言葉である。あの輸送機に群がる映像が頭をよぎった。
報道で識るだけだが、アフガニスタンには多くの国が関わりすぎた。もう誰の正義、誰の理屈でこの国が動き出せば平和になるのか想像もつかない。
子どもが当たり前に大人に成長し、自分の生まれた国で幸せになる権利が平等にあるはずだ。
毎日、アフガニスタンのニュースが気になる日々です。私には何もできない。それはわかってる。しかし、パッチアダムス先生の言葉を借りれば「無関心こそ最大の敵」なのだ。だから、何も出来なくても気にかけることは多いにすべきなのだ。
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