スラッカーのネタバレレビュー・内容・結末

「スラッカー」に投稿されたネタバレ・内容・結末

最近考えてたことが言葉となってて、アアとなったんだけど、何だっけな。移り変わり続ける視点って主人公いなくていいから良いな〜と思った。途中、ちょっと寝てしまった…
エンドクレジットの最後に出てくる言葉がこの映画の全てを物語っている。
「この映画は事実に基づいています。架空の出来事や人物と類似していたとしても、全くの偶然です。」
ジャケットのサングラスをかけた少年、出番少なすぎ&女だったんかい!笑 のような印象を全編に抱く、不思議とまた見たくなる映画。
あらすじは書いてある通りなんですが…。
個人的な考察と感想は、
この映画に出てくる人は2種類に分けられるのかなと。

①過去や将来や空想や妄想などの考えに囚われている人
②その瞬間、今を感じられる人

作中のほとんどの登場人物が①です。
特に最後のシーンが印象的でした。
4人組が楽しくオープンカーでドライブをして、写真を撮ったり盛り上がってる様子。車の速さを感じ、空気を感じ、この瞬間を写真に収める。どこから見ても今を生きていて楽しんでいる人達。最後には撮っていたカメラを海?に投げ飛ばす(過去に囚われていない)という行為がメッセージだったような気がします。

でも①がスラッカー(怠け者)に感じますが、特にどちらがスラッカーという事は言っておらず、観客に考えを委ねているところが、リチャード・リンクレイターの哲学的で面白い所なんだと思いました。
考える事は悪い事ではないし、必要な行為だからでしょうか…。

私は①のように生きていると思います。
実際、歩きながらこのレビューを書いていて、自分の呼吸や並んでいる家や夜空に注意を向けていないので笑
②の生き方は一見単純そうですが、とても難しいことのように感じました。
個人的に。『断絶』に続くどストライクなラストシーン。本当に観れてよかった…!
誰が主役ってわけでもなく、誰かが誰かに出会い、その誰かもまた別の誰かに出会って繋がっていく。
登場人物がとにかくしゃべる!っていうのがは初めの頃から変わってないんだなぁ、というのと、なにげない会話とかさりげない言葉の交わし合いに現れる「人間味」、それと冒頭に出てくる「選ばなかったほうの、もしかしたら有り得たかもしれない展開」を撮る(強く意識させる)監督なんだよなぁ、というのを改めて感じました。

この「もしも」に含みをもたせる、想像力を刺激させる描き方がほんとに魅力的で、受け手によってスクリーンに映し出さている言動以上の世界を見ることができるような作品だなぁ、と。

そしてきっと観る側の状況によってもその世界は違って見える。
またいつか時間が経ってからも、この作品を観てみたいな、と思いました。