真昼の不思議な物体の作品情報・感想・評価

真昼の不思議な物体2000年製作の映画)

Mysterious Object at Noon

上映日:2016年01月09日

製作国:

上映時間:83分

3.9

あらすじ

「真昼の不思議な物体」に投稿された感想・評価

Shaw

Shawの感想・評価

3.5
ストーリーテリングの仕組みについての探究である本作は、一つの起点からインタビュー形式でつくられ、物語が個人の挿話によって続けられていく。

実験的で野心的な素晴らしいプロジェクトだけど、あんまし面白いとは思えなかったし、その性質上全然まとまった感じもしなくて物足りない気はする。
はす

はすの感想・評価

-
演劇あたりからのカオス感いい。

サイレント的なテロップと手話テロップのリンク。それも手話なのでトーキーとかではない。

あとアピチャッポンがいるのが見えると安心してしまうね
アピチャッポンインザウッズより

アピチャッポンの長編デビュー作
デビュー作から全くブレることのないアピチャッポンのぶっとい感性を垣間見た
◎ 映画における優美な屍
長回しでバスを追いかけながらタイの市場を映して、昔々とモノローグが始まって、男の人の感傷的な失恋話、港のとれたてマグロの宣伝、両親に売られた娘の話、、、中略、、、真昼の不思議な物体が出てきてから話が飛躍してるように感じて全然理解が追いつかなかったけど、一生懸命目を開けてなんとか見てた。子供たちが集団で魔法の虎の話をしてたり、プチエンドロール後に、サッカーやプールで戯れるのが印象的だった。
ここで鑑賞した方のレビューを見てお話しの口頭伝承をそれぞれの人達でリレーでやってたとわかって💡となった!長編デビュー作から見せつけてきますね。
デビュー作だからなのか自分なりに過去のいろんな監督の影響が垣間見えて興味深かった。
sugim

sugimの感想・評価

3.9
子供たちの、他者から引き継がれた物語を自分たちのところで終わらせることへの対する躊躇のなさが面白い。
もし物語が自分に手渡されたと思うと、それはいつか終わることを理解していても自分の番ではない、と無意識に感じてしまいそうだ。
ふ

ふの感想・評価

-
シーンがどんどん変わり話繋がってるか?と思うような切り替わり方や宇宙人の少年などメモリアに通じてるように思いグッときた 数年ぶりのシネヌーヴォでほぼ満席!

“両親に捧げる”
旅先で出会った人にひとつのモチーフを膨らませさせてそれをまた別の人に…という手法は虚構と現実の境目を曖昧に見せるという目的においてはかなり画期的なんじゃないだろうか。とはいえ英字幕が優先されて日本語字幕が端っこの白地のところに追いやられちゃったのも相まってもう何がなんだか…というのが正直なところ。そう、よくわかんなかった!(こなみ)ということが言いたかった。
初アピチャッポン。この作品から入っていくのが正しかったのかはちょっと疑問ではあるけど、他の作品が余計に楽しみになった。
文字通り不思議な話。ザラザラした画面、カットを繋いだだけのような雑っぽい編集、時系列は無視され現実と空想は入り乱れ、理解しようとしても?マークがいっぱい付くことに。村人が演じているあたりから、もしかしてこれは物語を作ること、語ること、伝えていくことについてのお話なのかもと分かり始めた。今作のはあまりにも素朴だったけど、物語は創作の基本であり、きっとタイの民族の間では時を越えて口承されている話もたくさんあるだろうし、作り手としての自分がその原点を見つめているということなのか。サンプリングしたざらついた音も随所で使っていて、余計に非現実的さを醸し出していた。
エンドロールの後が長かったのは、創作部分は終えて、ロケ地そのものを映したかったということなのかしらん。
kkcckkcc

kkcckkccの感想・評価

4.6
アピチャッポンで一番ハマった
素人たちによって伝言されながら継ぎ足されていく話、っていうのを知ってないと何が起きてるか全然わからんだろう。恵比寿映像祭とかに出されてそうなファインアート的なやり口だが大体のそれらよりも圧倒的に強度と謎がある。
だけどラストの犬っぽいのに引き摺られる車のおもちゃや泳ぐ子供ショットのパンチ力、子供を消すカット繋ぎのあまりのそっけなさなどからは初期映画ならぬ「原始映画」と言いたくなるような魅力を感じる。
10000lyfh

10000lyfhの感想・評価

4.0
タイの地方で、ある中年女性行商人が即興で話し始めた、脚の悪い少年と女性家庭教師、彼女のスカートの中から転がりでた物体の物語が、旅芸人一座、映画撮影クルー、手話で語る少女 2人組などにリレーされ展開。そのコアストーリーが、アピチャッポン自身のルーツ探しの旅と思われる外枠の中で語られ、同時に、ストーリーテリングや映画製作を模索する過程のドキュメンタリーとも言いうる、ハイブリッドテーマ作品。混沌としたストーリーや表現から、若い映画監督の格闘が、むき出しに伝わってくるのが魅力。モノクロの荒い質感の映像によるロードムーヴィ感はヴェンダース「さすらい」を想起させ、直感的で捉えにくいメタ構造はリンチに通じる(計算されつくしたリンチ作品に対し、本作は即興的だが)。冒頭の、行商トラック運転手目線の長回しと、コアストーリー最後の第二次大戦終結期のラジオ放送が印象的。ラストの、海辺の少年サッカーから、犬と遊ぶ子供たちへの流れは、さすがに無関係なもの詰めこみ過ぎちゃったかな
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