語り手とカメラの相互関係を理解している。冒頭で語り手に伝える「嘘でもいいから何か話して」という言葉に始まり、それが紡がれることが「話」の破綻に導く。その破綻さえも映画(持ち味)にしてしまっているバラ…
>>続きを読む※ほぼほぼドキュメンタリーだと感じたので採点なし。
タイの人々が語る不思議な口伝の創作話。語り手によって方向性が無軌道に転がっていく。
徹底的にリアリスティックな描写なのと、単純に彼らの語る物…
この状態が悪すぎるフィルムであえて見るのがよかった。音もルックもわりと荒削りで一発撮りみたいな作品だったが、たとえふと旅先に出ても物語が編めるという希望がある。アピチャッポンと共に旅したら涙が出る旅…
>>続きを読む構成とか発想としてはかなりおもしろい。けど、寝た
前半はわりと退屈
中盤くらいからはちゃんと興味を持ってみれた
ひとつ思ったのが、人は自分の見たこと、考えたことしか語れないということ。いきなりボクシ…
物語を語る人たちがどうしてこんな物語を語るのだろう...その奥になにがあるのだろう...と考えてしまう
手話の子たちが戦争の話を持ち込んだとき
先生を歌手とダンサーにしたとき
無邪気な子供たちが虎…
「世界の神話や昔話を分類して共通要素を抽出し文化を超えた人類共通の心的要素を探る」というような視点からは、真っ先に切り捨てられる「物語」。終幕とともに宙へ霧散するこの物語の、なんと美しいことか。映画…
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