ナチス絶滅収容所の作品情報・感想・評価

ナチス絶滅収容所1945年製作の映画)

Nazi Concentration camp and Prisons

製作国:

上映時間:59分

3.0

「ナチス絶滅収容所」に投稿された感想・評価

永遠に表象不可能なナチスの大虐殺の痕跡が現実として触れられた頃にフィルムに収められた痩せ細った人々と無数の朽ちた死骸。アイゼンハワーの命を受けて編集された「事実をありのままに記録したリアリズム」な本作はそのようなナレーションそのものがリアリズム性を作ろうとするプロパガンダになろうとするが、画面に映る積み重なって口の開いた無個性の死骸を前にすると、やはり映像そのものの厳粛で絶望的なやるせなさを感じて言葉を失い、価値判断不能にならざるをえない。
視察団にバレる前に瀕死の人間を殺したり、除雪機の様なもので死体を溝に集めたり。あの時代の人間の価値ってなんだろう。着飾ってる男と女の集団が収容所に向かってあまりの惨さに笑顔をなくしてる所と、収容所の現状を知った指揮官が後日自殺してて、能天気で頭の弱い人が回した結果の戦争なのか?て思ったし、人間が人間にする事じゃない事が当たり前に起きてた。戦争映画でしか知らない事がありすぎた。こんな残酷なんて思ってなかった。
shiho

shihoの感想・評価

3.0
映画というか資料映像のような。ナチスの強制収容所開放直後、米軍による視察の様子などの記録映像。山積みの遺体や拷問の再現などが淡々と。
公平な記録映像か、それともユダヤのプロパガンダか。ドイツが何故ヒトラーを選んだのか、どれほどWW1後に苦しい思いをしたのか。大変残虐な映像ではあるが、決して一面的に物事をとらえるべきではない。
A
歴史的映像としては貴重なもの、そして現在も決して見逃してはいけない人間によって産み出した暴力の果てである。
自分が見学をしたダッハウ収容所も出てより心に詰まるものがあった。
yum

yumの感想・評価

3.5
裁判の証拠品として米国によって撮られた記録。公開用に編集したとはいっても音楽もなく、各収容所の惨状を映した淡々とした映像が恐ろしかった。
過去に観たどのナチ映画より記録写真より現実的、劇映画のように共感を求める演出はゼロで悲しみより生理的嫌悪感が勝るほど。
近所のおばちゃん達に遺体の片付けをさせる状況にも驚く。戦時中なら普通なのか。