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『ナチスの強制収容所/ナチス絶滅収容所』に投稿された感想・評価

TS

TSの感想・評価

4.4
【未来に残すべき負の映像遺産】92点
ーーーーーーーーーーーーーーー
監督:ジョージ・スティーヴンス
製作国:アメリカ
ジャンル:ドキュメンタリー
収録時間:59分
ーーーーーーーーーーーーーーー
今作以上に本物の死体を映しまくる作品はあるでしょうか。いや、ないでしょう。今作は記録映像であり、最早映画と言えるか微妙なところです。ナチスの愚行とも言える強制収容所での大量虐殺が招いた現実を記録した、目を覆いたくなるような作品。こんなもの、見ない方が良いのかもしれないのですが、人類は繰り返す生き物。未来永劫こういうことをやらないためにも、今作は数多の人に見られるべき作品でありましょう。netflixにありますので、是非多くの方に見ていただきたいです。

平和ボケしてしまっている我々が観ると、今作で映される映像の数々は驚愕に値するものしかありません。生きてる人間より裸の死体の方がたくさん映ってるのではないかと思えるくらい。まるで人形みたいに積まれている死体は、人形を扱うかのごとく穴に飛ばされて埋められていきます。最後数分の映像なんてたまったものではない。人権なんて言葉が存在しない世界にきたかのように思えてしまいます。彼らはどういう思いで最後を迎えたのか。思うたびに悲しくなり虚しくなり、そして憤りを感じてしまいます。

淡々と各強制収容所の現実を映す作品であるため本来は退屈と思えてしまう。が、今作に限っては全くそんなことはなく、この淡々さがある意味確信犯的であり唖然となってしまいます。何の配慮もなく、淡々とおぞましい死体の数々を捉えているその様子は、かの名作『夜と霧』をも凌ぎます。また、かろうじて生き延びた人の体もまるで骨と皮だけのようであり、見ているこちらも流石に参ってしまいます。まさに地獄。我々がこんなにのほほんと生きていていいのかと罪悪感を覚えてしまうくらいです。

netflixの会員であるならば、探してでもこれは見るべきです。ショッキングな映像しかないことは言うまでもありませんが、それでも我々はこういう映像を見て現実を真摯に受け止めなければならないでしょう。それが、我々ができるせめてもの姿勢でありましょう。
これは記録。
人はここまで残酷になれるという記録。

僕は、私は、
こうはならないとは言い切れない。
ひょっとしたら加害者に、
ひょっとしたら被害者に
なっていたかもしれない記録。

あの時代、あの場所で、
確かにこれは起きたのだという記録。

第二次世界大戦終戦後、米軍がナチス領内を進む中、各所で解放していった収容所のドキュメント映像。

人間の皮で作られたランプ。
人間の皮に描かれた卑猥な絵。

え、待って。
楽しんでいたのか?
殺戮を?
と思わせる品々が。

ガス室
銃殺
棍棒による殴打
野ざらし
飢餓
雪の中48時間水を掛ける。

ありとあらゆる拷問の数々。

有刺鉄線を巻かれた棍棒。
指挟み機。
人を痛めつける為だけに存在する道具。

生き残った人達の栄養状態は最悪で、酷い皮膚病の末に足の指が壊死してなくなってしまった人も。

頭を撃ち抜かれた頭部。
輝きを失くした眼球。
骨と皮だけになった肉体。
山積みにされた死体。

人々はそれを物の様に運び、
穴に放り投げる。
いくら埋葬してもキリがないので、
ショベルカーも登場する。

僕は何を思えばいいんだろう。
僕は何て言えばいいんだろう。

これは記録。
こんな事が二度と起きしまっては
絶ッッッ対にいけないという
全人類の戒めの為の記録。

歴史に記す為に残されたものであって、もはや映画でもない気もするのでノースコアで。

*Filmarksは1つの作品として登録されているけど、実際には2作に分かれています。
kakuko

kakukoの感想・評価

3.5
強制収容所の多さに驚く。
人が人にすることができる行為なのか本当にこれが。
ある収容所では1万人目の捕虜の死を祝ったとかマヒしてる。
積み上げられたガリガリの死体の山。
検死のために墓から遺体を掘り起こす。
民間人600人で2500人の遺体の埋葬を行う。
スコップを持って歩く大量の人たち。
助け出されて泣いて喜んでる人は少ない印象で、生存者無表情の人多かった。
視察した人たちも無表情、言葉を失うよなこんなの。
拷問方法の実演。
有刺鉄線を巻いた棒で背中をゴシゴシするのされてた人がいたの想像するだけで寒気します。
劣悪な環境の中で飢餓、感染症などに苦しむ。
シャワーを浴びるからって石鹸とタオル持たされてガス室に誘導、かけられた衣類が人数の多さを物語っている。
死体が多すぎて重機で押して片付けてるの尊厳とかあったもんじゃない。
支給された食事は栄養価が高すぎて薄くしないと胃が受け付けない。
空撮されてる収容所のデカさ。
資料として写真撮るときに笑顔になってる人たち。
住民たちが解放後に収容所を見学、お勉強感覚で来る時は笑顔だったけど内情を見て倒れる人とか出てて笑顔はもうなかった。
自国が侵した罪を知る。
頭を撃ち抜かれた後だったり、目をくり抜かれた後だったりショッキングです。
列車で捕虜が運ばれるけど、大半が死んでしまう。
患者は床に寝かされる。
赤十字社から届いた150キロのチョコレートも所長が横取り。
人が死にすぎている。
どれだけの才能が失われてしまったのか。
見ててつらすぎる。
地獄。

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