日本侠客伝 刃(ドス)の作品情報・感想・評価・動画配信

「日本侠客伝 刃(ドス)」に投稿された感想・評価

日本侠客伝シリーズ全11作中最終作品。
このシリーズは高倉健がヤクザではないのにヤクザに戦いを挑むストーリーが定番だが、今回は特に異色で北陸の郵便局員がヤクザに対抗する話。
前半は子供のケンカのような争いばかりが続くが、後半は池部良の登場によりグッと引き締まる。山本隣一は悪役にまわると怖過ぎるが、今回は味方役でホッとする。ラスボスはNHK連想ゲームでお馴染みの渡辺文雄。
ヒロインの十朱幸代はウ~~ム、イマイチ。もう少し歳を重ねた後の方が妖艶な美しさが増し魅力的と言える。
 シリーズ最後の第11作。あれ、期待してなかったけどめちゃくちゃ面白い。舞台は明治時代の金沢。健さんが冒頭から郵便馬車をジャックして暴走。これまでと全く違う喧嘩バカな役で新鮮。マキノ映画の情緒は望むべくもないが、ブロマンス的要素満載で魅せる小沢茂弘監督作。
 今作で健さんを支えるのはシリーズ初登場の池部良。とはいえ「昭和残俠伝」シリーズではお馴染みのコンビで、いよいよ「日本〜」「昭和〜」の境界がなくなる。任侠映画がヤクザ映画にバトンを渡す直前という感じ。健さんが死ぬのも象徴的。二人の視線の交わりはもはや友情を超えている。山本麟一、玉川良一、汐路章の3人が相性抜群でふざけ倒してるのも楽しい。カツラ被った健さんが加わった喧嘩の場面なんてまるで新喜劇のコントみたい。その後十朱幸代への愛を諦めて健さんが失踪し、なぜか四年後に標準語でいつもの実直な健さんが戻る。映画を着地させる為の強引な展開。そこからはいつもの展開だが、殴り込みでは弁慶みたいな剛腕キャラとか、空手の達人(川谷拓三!)、木刀の達人など、キャラ立ちした敵が登場するのが新機軸。「激突! 殺人拳」小沢監督の色だろうか。おかげで悲壮なラストも泣けやしない。でもこういうの大好き。
 ラストが悲劇的な理由は、映画が製作された当時の社会背景(大学闘争や69年衆議院総選挙の野党大敗)を重ねているのかもしれない。『明治末期』『昭和初期』など時代がざっくりしてたこれまでと違い、『明治20年』と明確に年号が設定され、死傷者が出た明治25年の第二回衆議院選挙に至る与党の選挙干渉が全体を通して描かれる点はシリーズの中では異色。
 これで11作完走。最後は監督も代わり尻すぼみになると思いきや、まさかの健さんキャラ変とこれまで脇を支えてきたメンバーの振り切ったお祭り演技のおかげで最高の幕切れ。(できれば長門裕之、天津敏あたりも顔を出してほしかったけど)。ほんと素晴らしいシリーズでした。
WOWOW 生誕90年高倉健特集
シリーズ11作目

ついにシリーズ全作Complete❗️
最終「刃(ドス)」は、前作からまたまた監督が変わり、内容、キャストにも変化が…
まず舞台が北陸の金沢になっている。
そして、レギュラーだった藤純子さんが出演していない💦
悪役の天津敏さんも、コミカルな役柄の長門裕之さんも…
健さんもなんか髪型がいつもと違うし、小汚いヤンチャな風来坊。
しかし、話の中では4年後に金澤に戻ってきてからいつものカッコいい健さんに変身していた😊

WOWOW録画
 当時の人は ワクワクして見ていたんだろうなぁ! あの時代の雰囲気がわかってたまに見るのはいいかもしれません!
九州の車夫の松吉が、金沢ではらぺこで困っているところを、お嬢様に助けられる。
松吉は、彼女に恩返しをするためには、野党の候補者を命をかけて応援する。
日本俠客伝シリーズ11作品有終の美。
10作までは最終クレジットが終、だったが本作では 完 となっていた。
まるで健さんが無法松の一生の松のように、お嬢さんへの愛に生きた。
辰巳柳太郎との師弟愛も泣かす。
1971年、ヒロイズムと義理人情の日本俠客伝シリーズは完結し、
1973年、アナーキーな仁義なき戦いシリーズが同じ東映で始まっていく、時代の分岐点。
GOFEET

GOFEETの感想・評価

3.2
▶前半、健さんの鬘が気になって全然物語に集中できない(笑)。
▶辰巳柳太郎は相変わらずいいですねぇ。
▶敵役に天津敏がいないのは残念。
▶ラスト、十朱幸代のスローモーションはなに? 意味がわからん!
▶これまで観たシリーズ6作の中では一番心はずまなかったというのが正直なところ。
やすを

やすをの感想・評価

2.9
最初は無精髭にボサボサの頭が、何か違和感ある健さん。最後はかっこいい健さんになっていつものパターンで安心感。
十朱幸代が綺麗で、和服がよく似合う。今時の若い女優にはいないでしょう。
シリーズ11作目にしてシリーズ最後の作品となった。監督は小沢茂弘。似合っていないがボサボサ髪に無精髭、小汚い格好の風来坊の健さんが珍しい。そして藤純子から十朱幸代に変わってまた違った雰囲気となっている。しかし池部良を出したらあかんやろとは思ったな。『昭和残侠伝』になってしまうから。川谷拓三がおもろい。ラストがまた何とも切ない。これで終わりなのか。
牧尾

牧尾の感想・評価

4.0
「無法松の一生」か「一本刀土俵入り」か。
こういう主人公は大好きです。
確かにここから『日本暗殺秘録』や『共産党』に繋がる流れを感じるなあ。
金砕棒に、拳法家の川谷拓三に、居合の男に妙にバトル描写が凝っている。
一人モダンな格好の渡辺文雄がかっこいい。本堂雷山ってすごい役名だな。
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