主人公(中尾幸世)はピアノの調律師、東北で育ち、両親と兄を幼い頃に喪い、祖父母に育てられる。
東京に出てピアノの仕事につき、その後、調律師としていろんな人と出会い、別れる。
映像に引き込まれ、中尾幸…
一歳、母のミシンの音を聞いた 二歳、父の靴音を聞いた 三歳、古いレコードを聞いた 四歳、兄とピアノを見た 大きなピアノだった さわるとダイヤのような音が おなかの中にひびいた 調律 音を出すと子ども…
>>続きを読む子供の頃に居間のTVで途中から観たため、最初はドキュメンタリーかと思っていました。ドラマだと判った頃にはすっかり作品世界に魅了され釘付けになっていたものです。
基本的にプロの俳優を使わず、その場の…
1日1日を鮮明にしておきたい 忘れたくないと思って日記とか付けるんだけど、これくらい断片的でも続いていけばいいのかもってなんか思った 家族のこととか人の手つきとか風景とか 思い出せない景色もあるけど…
>>続きを読む初めて知ってから10年くらい見よう見ようとして観ていなかった作品。
監督が女優の中尾さんを撮りたいという気持ちがひしひしと伝わってきた。
間違いなくミューズなんだな。
というか中尾さんに恋をしすぎて…
音と映像とモノローグを中心に調律師の女性の人生を断片的に見せていく。
多くの喪失、別れを経ながらも音に耳を済ませて淡々と主人公は生きていく。しかし胸の内にはそれらに対する思いが残っている。
登場人物…