イランのアスガル・ファルハディ監督が2006年に発表した長編映画第3作。
結婚間近の若い家政婦の目を通して、1組の夫婦の波乱の一日を描く。
原題:Chaharshanbe-soori 、(英)Fir…
アスガー・ファルハディが描くイランの「家政婦は見た!」なのだが、相変わらずこの人は「人が複数いればそこに必ず摩擦熱が発生する」とでも言わんばかりに人々のぎすぎすしたやり取りそしてじわじわと揺れ動く思…
>>続きを読む昨日見た『彼女が消えた浜辺』もそうだったけど、ファルハディは人物が騒ぎながら動きまわる場面がめちゃくちゃ面白い。爆竹、破れたガラスの不穏な空気が付きまとうヒリついた空間に、家政婦の純な存在が危うい。…
>>続きを読むこの頃からすでにファルハディの卓越した演出・撮影・編集・ストーリーテリングの技法は確立されている。『別離』同様、オリエンタリズムやエキゾチシズムでは片付けられない良い意味での普遍性と、イラン社会固有…
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