セバスチャン・サルガド 地球へのラブレターの作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

『セバスチャン・サルガド 地球へのラブレター』に投稿された感想・評価

5.0
「イグアナの前足を見ると、中世の兵士の手に見える。前足の構造を見るうちにイグアナがいとこに思えた。」
という写真家セバスチャン・サルガドの感受性に救われた。
共食いする事例はあるにせよ同じ集団内で殺戮し合うのは人間だけ
それを捉えた写真とそこに至るプロセスにがっつり踏み込めたのは、同じ危機感と愛をもつヴェンダースだからこそできたことなのかも
3.8
この地球には
無慈悲な場所がたくさんあり、何不自由なく暮らしていることが奇跡なのかもと思う。
乾いた大地に横たわると虚な目と、生きる力に溢れている動物達との対比は凄かった。

2015年、仏/伯/伊、ドキュメンタリー。

報道写真家セバスチャン・サルガド。
彼の生い立ち、その足跡を振り返る内容。
今年5月に白血病にて逝去。
ドキュメンタリーの中でも言及している『Genes…

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3.5

セバスチャン・サルガドの足跡がよくまとまってていいと思いました 思いましたが網羅的すぎてふつうのドキュメンタリーというかんじも ヴェンダースががんばってセバスチャン・サルガドぽい距離感や光で撮ろうと…

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A
4.7

魂を削り真実を写し出す。
人間に絶望し自然に希望を持つ。
広い地球、レンズの先にある被写体が持つエネルギーの美しさと残酷さ
生と死の距離感、破壊と喪失の連鎖
地獄とは欲深い人間が創り出した醜い暴力的…

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サルガドの作品と作品集をほんの何点か知っており素敵だなくらいの認識だったので、彼の興味関心やモチベーションの方向性を作品と一緒に年代順に紹介してもらえて興味深かった。

作中、夫妻が人生の後半に力を…

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tm
4.1

彼の写真は、地球との対話ができるものだった。
ネネツ族の写真を見た時、佐藤さんの写真を思い出して、どこかは変わらずその暮らしがあり続けていたのかなと思うと少し嬉しいというか、私の生きる世界のように目…

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PomPom
3.8

かなわない。
写真を撮るってなんだろう、って最近よく考えてたけど、彼みたいな人を本当の写真家って言うんだと思う。

アートだのエモだの、それっぽい写真論なんて、正直どうでもよくなる。

今は誰でも簡…

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mt
3.4

ドキュメンタリーでヴィム・ヴェンダースだから、という理由でこちらを視聴。不勉強ながらセバスチャン・サルガドについて全く知らなかったんですが、イラク攻撃や、ルワンダの事件に現地に直撃したフォトジャーナ…

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