主役のカメラマンが持つカメラに小型ビデオカメラを仕込んで、
カメラマンの一人称視点で戦場の映像を見せたりするのですが、
画面映像の下部に、額縁様に、
カメラ上面の一部とシャッターを切る指が映っていて…
絶え間なく進む歴史の最前線に立つ写真家達は、人の不幸を利用している。
恐らくこの考えは間違いではないし、事実であろう。だが、その中で戦争や貧困で苦しむ「不幸」を思いやり、彼らを被写体とする上での最大…
著名な戦場カメラマン、ジェームズ・ナクトウェイに迫ったドキュメンタリー映画。
密着取材と作品を通じて、人生や戦争に対する彼の考え方などがうかがえる。
危険な仕事であることと、かつそれを続けていること…
大衆はこの現状から目を逸らそうとしていないか?ナクトウェイは首を横に振る。むしろ大衆を信頼している事が原動力になっていさえするのだ。
負の歴史のうねりに飲み込まれる人々を刮目する事が写真家になった理…
ナクトウェイが抱える
戦場での撮影についての使命感と表裏一体の「後ろめたさ」を糾弾する人おらんやろ。ああまで誠実な人間を。
そして森達也が言ってたようにナクトウェイの写真はホンマ宗教画みたいなドラマ…
ドキュメンタリー映画祭にて鑑賞。世界的に有名な「現役の」戦場カメラマン、ジェームズ・ナクトウェイを追ったドキュメンタリー。
「不幸を売り物にしている」と自覚している彼は非常にストイックで、聖人のよう…
彼の戦争写真をワイン片手に楽しげに鑑賞しているお客さんを見たとき、物凄い憤りを感じたと同時にまるで自分を見ているようで深く突き刺さった。
それを撮った意味や、飾っている意味も何も考えずにただ美術館…