二ツ星の料理人のネタバレレビュー・内容・結末

「二ツ星の料理人」に投稿されたネタバレ・内容・結末

家庭の料理も屋台の料理もレストランの料理も全部すごく美味しそう、役者は端役まで抜かることなく揃えられ、話の流れもコンパクトで美しい。食に関する実写映画のマイベスト。
みんな大好きブラッドリー・クーパー。

修行時代のいざこざがあまり描かれていない為
アダムが何をしでかしたのかイマイチ見えないのですが、
ここぞという場面でかつての仲間に裏切られた時は
「ひえ~自業自得…」と感じてしまいました。

ストーリーがありがちで盛り上がりには欠けます。
アダムへの感情移入や可哀そう、、という気持ちもあまり湧かない。
正直、借金設定はいらないのでは?

ただし、ブラッドリーの青く透き通った目と美味しそうな料理の映像は最高でした。
人たらしブラッドリーが観たい!美味しいご飯がすき!という方にはおススメです。
かく言う私もご飯が大好きなので観た輩ですが、失敗作を容赦なくボンボン捨てるので「やめて~!」という気持ちになったのも確か。

とにかくブラッドリー演じるアダムが愛されていて
「こいつ恵まれてるな~」と感じました。
人の縁が大事ってことですね。
かつてその腕前でその名を馳せたが、トラブルを起こして転落した元二ツ星シェフのアダム(ブラッドリー・クーパー)。
クスリと酒を断つと約束して、新天地ロンドンで昔の仲間のトニー、ミッシェル、マックスと、新しくスカウトしてきた新人のデヴィッドとシングルマザーのエレーヌ(シエナ・ミラー)を集めて三ツ星獲得を目指して奮闘する。

面白いけど、物語が表面的。
一応過去は語られるけど、あっさりとしていて深みがない。
いくつかのシークエンスも効果的な印象を残すことなく、ただ過ぎ去っていくだけ。
それもこれも物語の肝となるトニー、マックス、ミッシェル、リースとの人間関係の印象づけが不足していることに起因している。

ミシェランの調査員が来た時にミッシェルが起こした行為を理解することはできる。でもそれは単純に理解できる、というだけで、感情移入までできるということではない。
そこで起こるイベントを効果的に見せるには、相応の演出が必要なのだが、今作においてはそれが致命的なまでに欠落している。
ミッシェルとアダムとの関係性が口頭で説明されても、感情が伴っていないので深刻さや重大さが伝わってこないのだ。

ただ、どのシーンを切り取っても絵になるカメラワークは素晴らしい。
特に料理を写した場面は秀逸だし、アダムが一皮向けて自然体になるラストも感動的だ。
これにドラマティックな過去の演出があれば文句なしだった。
すげーよかった。
料理を題材にした洋画は本当に名作揃い。
同僚の娘とケーキを前にして向かい合うシーン。
ライバルとの朝食シーン。
ミシュラン来訪時のシーン。
素晴らしい。
『三つ星を逃した。』
『でも生きてるじゃない。』

『何時も通り。普段通りやるだけ。力を合わせて。』
『はいシェフ』
ひとまずお腹がすいた。
王道って感じのストーリーでハッピーエンド。
テンポもよくすんなりみれて、
厨房で働いた事あるから、あるあるーと共感も持てる映画だったなぁ。

それにしても料理の世界も進化してるんだと思った。
一匹狼だった主人公が仲間を信じ会えるようになり、ミシュラン獲得を目指す物語。
1番印象に残ったのは、1回目にミシュランが来た時は、他の客の料理をそっちのけでミシュラン用の料理を完璧に作ろうとしていた。他の客は後回しなのかという不信感を持った。その後、信じあえる仲間を持った状態で来た本物のミシュランの時は、ミシュランだからと気負いせず、ただ目の前の料理に集中するだけという気概が見え、主人公の心の成長とミシュランへの呪縛が解き放たれシーンである。
ただ、過去や他のキャストに関しては深く掘り下げられていないのでスッキリしない部分もある
たまに『厨房』の中を舞台にした作品を観たくなる習性は…治らないなぁ(苦笑)

私は料理人って訳じゃないけど、いつも父にソースや料理の試食をさせられてました。兄でも、母でもなく…決まって私。

理由は…そう簡単には褒めないから(笑)

レモン汁が足りない…って台詞。
とても懐かしかった。

ひと皿の上に、チームとは何かが詰まってます。

レモン汁の一滴、ひとつまみの塩、バターの量、火加減や切り方…何かひとつでも足りないと、味がボヤける。

全てが最高のバランスで仕上がったひと皿。

嗅覚、食感、味覚…余韻まで。
多幸感に包まれる、あの快感。

『美味しい!』

そのひと言の為に情熱を注ぐ。
同じ目標に、チームが全力を尽くす。

ひと皿の仕上がりとチーム。
とても似ているでしょう?

これをグッと引いて、社会や世界にまで広げていくと…どうでしょうか。

美味しくなさそう…ですよね(苦笑)

旋律もそう…和音であるから心地いい。
かと言って、時に起こるディスコードが不要という訳ではなくて…美しさを引き立てるアクセントにもなる。

スイカにお塩!みたいにねw

今はまるで、不協和音の中に美しい和音を探しているようなもの。

たったひと皿が人を育む。
さらに上を目指す指標になる。

時は不可逆だけど…
新しく作ることはできる。

定点から見れば、それさえも途中経過。
常に、その先が存在してる。

『何をしても変わらない』なんて…
鈍感なフリをしてるだけ。

それを変えるのがチームで、自らが進んできた過去で、これから進む未来でもある。

奪われて、殴られっぱなし?

そろそろ『蜂起』した方が…
脚本的に盛り上がるんじゃない?

みんなで『まかない』を食べて…
マスターヨーダになろう!

めっちゃ豪華キャストでした✨
いい映画だったけど、いくら感謝の気持ちを表すためとはいえ、トニーの気持ちを知っておきながら最後にトニーにキスをするアダムは罪な男だなと思いました
ツンギレアダム
弱いところを見せるのが可愛かった
ミシェルぅ…
いい感じで終わった感
天才肌の料理人が挫折を経験して這い上がり、ミシュランの三つ星を獲得する話。ミシュラン三つ星とか言うてミーハーなマダムとかがよく食べに行ってるけど、ミシュランの三つ星ってそんなレベルにない。一流の料理人が集まって一流の配膳係が配膳して、全てを一回の調査員訪問に対してパーフェクトにこなすレストランのみが選出される。想像を超えたプレッシャーとその中でクオリティを落とさないメンタルと、とか挙げ出したらキリがないくらいのことが求められる。ただ、その一流が集まるキッチンはカッコよかったし、自分も分野は違えどそんな一員になりたいと思った。
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