ケンタとジュンとカヨちゃんの国の作品情報・感想・評価・動画配信

「ケンタとジュンとカヨちゃんの国」に投稿された感想・評価

orangeloop

orangeloopの感想・評価

4.0
殆ど死にかけたような顔のケンタ
ここまで来るのに随分と耐えてきた
願いは社会に閉じ込められ
心は体に閉じ込められてる

何もない所から始められたら

怒りを空にするように
破壊する
止まっては走り
また走り続け 切り離す

決着をつけなくてはならない

仄かに灯るロウソクの
最期の輝き
お互いをバカと言い合う二人
何にも分かってない
それでいいんだ

波がさざめきながら
微かに

ケンタとジュンの体温を感じる
スッキリするようなモヤモヤするような、最後に答えがないのが答えみたいな?
そんな空気感が好きです。

壁を壊した先には自分の知らない世界があると思ってた。
でもそんなものはなくて、そこにはなにもなかった。

新しい世界は自分で作るものだった。
自分の望む将来の夢や幸せがその人にとっての国になる。

夢なんて考えたことのなかった、選べなかった人間が行き着く先は果てしない無。

やっぱ安藤サクラってすごいんだなぁ。
ハマり役すぎる。
one

oneの感想・評価

4.0
自分には当たり前に希望があるのだと知った。浮かんだり沈んだりするのは恵まれた希望の土台の上なのだ。恵まれていて当たり前。恵まれているとも思いやしない。私も道中のキャバ嬢。未来や夢の概念のない世界はどんなよ。自分の未来を信じられなければ誰かの未来も傷つけてしまうのかな。それでもやっと自分の意思が動いた結果ががそれなの?って。引き金はカヨの存在だよね。やっぱりケンタとジュンは違った。私にはあなたしかいないのなら私の未来は手からすり抜ける。あなたと生きるということはあなたとは別々に生きるということ。
こいつら最高だろ、でもここ以外行くところはないんだよ。
行き場の無い人々、少女のまま成人してしまうカヨのような女の子、壊しても壊しても何も残らないケンタとジュン。
手が白くなっていることを気持ち悪いと平気で言えるキャバ嬢。当たり前の幸せがどんなに難しいことか。カヨがジュンの白くなった手を握るシーンには苦しくて苦しくて涙が止まらなくなった。
辛くなるけどすごく好きな映画だった。
ヒリヒリしてるのがいい。現代(当時)の若者の一部を描けていたかもしれない。
死に向かっていくところはわからんでもなかったので自分の中では保留していたけど、一緒に観ていた女の子は「そんなに思い詰めなくていいのに」とバッサリときっていた。
今となってはたしかにそう思うかも。どうせいつか死ぬから。
タイトルから学園物かと思ってみたら、救いのない話でした。

昔の高度成長期だったら、解体業にしろ、大工さんにしろ、塗装業にしろ、景気が良かったので、気風の良い親方もたくさん居て、孤児だろうが施設育ちだろうが、田舎から身一つで出てきた人だろうが、よく面倒看てもらい、やがて一人前になって手に職を付けて独立し、自分が親方になって一国一城の主になった人も多かったんじゃないだろうか。
ケンタとジュンも、そんな時代に育っていたら、こういう結末にはならなかったかもしれない。

しかし今は、突然下請け外されたり、会社が倒産したり、クビ切られたりと、大人だって自分の身にいつ何が起こるか分からない。
余裕のある大人が少なくなった。

ジュンは中学のスキー合宿にお金が無かったから行けなかったけど、ケンタは参加した。
という事は、あの兄が弟の為に働いたお金で行かせてやったんだろうな。
映画では、あの兄は元々反社会性人格者みたいな描かれ方をしていたが、昔は彼もそうじゃなかったのかもしれない。
しかし、あの兄を指標にせず、もっと目標になる様な大人が近くに居ればよかったのに、と思った。
初っ端から新井さん出てきてわくわくしたけど、それがピークだったかも

でも悲しいと悲しいがぶつかって逆に悲しくなくなるみたいな雰囲気はとてもある
ゆうな

ゆうなの感想・評価

3.3
3人の世界はすっっごく狭い。
狭いながらも、拠り所を無くすと急に弱くなってしまうケンタとジュンに対して
けなされながらも、ある意味前向きに生きていこうとするカヨちゃんに生命力を感じた。
最後の表情がすごくいい。
odasu

odasuの感想・評価

2.0
自分を支えてくれる存在は多ければ多いほど良い。一つしかないとどちらかが倒れると片方も倒れる。
natsuki

natsukiの感想・評価

3.4
ずーっと靄がかかったようなどんよりした作品。

希望を求めてるんだけど、ハッピーエンドが待ってるわけなんてない、そんな感じ。
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