【第68回カンヌ映画祭 エキュメニカル審査員賞】
『親愛なる日記』ナンニ・モレッティ監督作品。カンヌ映画祭コンペに出品されエキュメニカル審査員賞を受賞、ダヴィッド・デ・ドナテッロ賞では作品賞など全1…
「チネチッタで会いましょう」の前哨戦か。映画監督役は「チネチッタ‥」で妻役だったマルゲリータ•ブイ。この方、所謂派手なイタリア女のイメージとは違って落ち着いた知性的な俳優で大きな瞳が加藤治子さんを思…
>>続きを読む正直だ。イタリア人はなんて正直なのだろう。そのクリエイターの人柄が、素直に出てしまう。
正直に、とことん正直に自分の人生へ向き合い、やがてくる映画的マジカルな瞬間を・・・夢見ている・・・
それが、…
女性映画監督の主人公
母親の病気の看病を兄とする
仕事でもプライベートでも色々あって
本当にイラついてる
いや、元の性格か。
これって評価難しいわ。
老いてる親がいる
まだ元気だけど、いつ何が…
母の病への苛立ち、自身への苛立ち、周囲への苛立ちをだんだんと受け入れて、人の道を歩む上でバランスをとる様子を描いた作品だと思った。
母のことを中心に置きながらも、それは舞台装置でしかない。不安定に…
ナンニ・モレッティが信頼できる作家であることはこれを見て確信した。
複雑なシチュエーションを描くときに誠実であり続けることがどれほど難しいか。それを大胆かつ繊細な方法で描き切ってるのは相当力がある証…
© Sacher Film . Fandango . Le Pacte . ARTE France Cinéma 2015