これは凄い。グスマンの意志と執念が結晶した、すさまじい記録だ。アジェンデ政権発足~ピノチェトによるクーデターによる政権崩壊までが三部作になっており、上映時間も三時間を超える。しかし映像の力が素晴らし…
>>続きを読むレビューはまた何時か。
上映時間263分。歴史の境目は僅か一瞬。
勇敢な人々によって作られた「勇敢な人民」の映画。
歴史は度々繰り返されても、この熱狂は二度と……
『真珠のボタン』と『光のノスタ…
記録映画。
1部2部はその熱量に驚いた。日本の学生運動を知らない世代のため、圧倒的な熱に唖然とし、全国民的に広がりをみせていたであろう、チリは日本以上に白熱していたと考えられる。今後、日本でこのよう…
この映画がなぜこれほどの熱量と若々しさを持ち得たのか、理由として思いついたのが二つあって、ひとつはカメラを向けられた人々がカメラを全く恐れないこと。僕の記憶が正しければ、この4時間余りの映像において…
>>続きを読むとんでもないものを観た。
これは、映画という枠をはみ出し、その時代のチリそのものがそこにある。
2部まででそれが圧倒的な熱量で描かれ、3部では民衆の視点で再検証される。
よくここまで撮れたもの…
このレビューはネタバレを含みます
『チリの闘い』鑑賞。アジェンデ政権でのブルジョワジーを中心とした右派の動向を描きつつ、ピノチェト政権の成立までを、「ブルジョワジーの叛乱」「クーデター」「民衆の力」の三部で構成され作品。リアリティの…
>>続きを読む(c) 1975, 1976, 1978 Patricio Guzmán