パゾリーニ監督《王女メディア》と同じく古代ギリシャ悲劇、エウリピデス著《メディア》を基にした作品
注目なのは…同じデンマーク出身のカール・ドライヤー監督による脚本(遺稿)にオマージュを捧げつつ、ト…
やーっと観れた。
『エピデミック〜伝染病』と『ヨーロッパ』の合間に撮ったやつ。これまで観る術がなかったんですが、ちょっと前にヨーロッパ三部作+これのブルーレイボックスが発売されすぐに買ったものの、…
カール・テオドア・ドライヤーが戯曲化したギリシャ神話を、トリアーがテレビムービー用に作った作品……ということを、親切な前置きではじめて知ったw
そもそも神話自体が強力な悲劇なので、トリアーの頭がお…
トリアーはハリウッドに行くべきではなかったとの思いを強くした。火水風土4元素を印象付けてさらに鬱屈を極めることで、呪術的な、怨念めいた迫力が映画に備わっている。それがカール・ドライヤーの企画だったこ…
>>続きを読む最高だよ。最高だったよトリアー。メランコリア以降全然見てなかったしギリシャ神話も読んだことないんだけど紛れもなくトリアーでした。
※ネタバレはコメントに追記してあります。
ギリシア神話の一部…
トリアーの中編テレビ映画。時系列としては『エピデミック』と『ヨーロッパ』の間にあたる。かのドライヤーが遺した脚本を元にトリアーが脚色して実現した作品。
トリアーにしては割と普通に見れる作品だと思っ…
【短い感想】
観た人のレビューにほぼ書かれていなくてビビるんだけど、個人的には徹頭徹尾あまりにも印象的なショットしかなくてたまげた…あれ?、、みんな、そうでもなかったの?!笑
まあ…それはそれと…
最の高、傑の作、エウリピデス×ドライヤー×トリアーのハードルを易々超えて来た。ストーリーは最悪に暗い、夫が自分と子供二人を捨て、己の保身と出世欲、富と名誉に目を眩ませ、いとも容易く王の娘婿になる道を…
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