ヌーヴェルヴァーグの旗手
フランソワ・トリュフォーの
監督第二作。
逃げるピアニストと女、
追う悪漢二人組のストーリーを
不可思議なテンポで描く…
「ピアニストを撃て」
先に言っておきますね。僕…
ブリヌは見かけほど悪党ではないんだと、そう言えばいいのか?いや、お前には関係のない話だ。お前はピアノを弾いてろ。お前は誰の役にも立たない。お前にはどうでもいいことなんだ。
【感想】
いかにもフラ…
トリュフォーのスタイリッシュかつユーモラスな演出は行き詰まった思考に最高の揺らぎをもたらす。ドアを介してカメラで捉えるキャラクターが入れ替わるシーンはその連続性と加速度に惚れ惚れする。全編通してカッ…
>>続きを読むトリュフォーの魅力は、賄(まかな)いパスタの美味しさに近いかもしれないと、かつて思ったことがある。そしてつい最近、イタリアのネオレアリズモ作品がその原点だったことを実感し、やはり直感は大切なんだなと…
>>続きを読むフラッシュバックの中のフラッシュバックみたいな変なナラティブ。
どこに向かうか、どのくらいの速度があまり予想できない車の中の場面が全部良い。
逆に主人公が逃げ場に辿り着いたクライマックスは、フィック…