タルコフスキーの、映画学校の学生だった頃の作品。これは興味深い。
その後の、あの神秘的で筆舌に尽くしがたいあの緊張感を湛えたタルコフスキー作品とは、完全に別物の作風。
けれどここに若き日のタルコ…
学生時代の短編作品ながら鏡など重要なモチーフが既に出来上がっていた。
登場人物すべてが支配や従属の中で生きており、強大な力に対して死を待つ男の無力感や絶望感は翻って「なぜ人は生きるのか」の問い掛け…
ソ連を代表する巨匠タルコフスキーが学生時代にクラスメイトと制作した短編。
ヘミングウェイの短編小説を基に、ダイナーに殺しを目的に2人のギャングがやって来たことで起きるサスペンスを描いています。
自分…
映画大学在籍時に撮られた、タルコフスキーの処女作にあたる作品。
大いなる力を前に、それを受け入れる者、逃げ出す者など、様々な人間たちが描かれる。
この人間観は、後年の作品にも共通して描かれていくテ…
ヘミングウェイ原作ながらもソ連の若者の鬱屈とした雰囲気がそこかしこに漂ってる。閉鎖空間を舞台にこの町にいたら殺されると思う奴に、もう少ししたら頑張るとソフトに死んでる奴とでお国柄を表現しまくってる。…
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