トリュフォーの魅力は、賄(まかな)いパスタの美味しさに近いかもしれないと、かつて思ったことがある。そしてつい最近、イタリアのネオレアリズモ作品がその原点だったことを実感し、やはり直感は大切なんだなと…
>>続きを読むフラッシュバックの中のフラッシュバックみたいな変なナラティブ。
どこに向かうか、どのくらいの速度があまり予想できない車の中の場面が全部良い。
逆に主人公が逃げ場に辿り着いたクライマックスは、フィック…
“恋のエチュード“とは正反対な軽快さでありながら、見終えた後の物悲しさは割と似ている。
夢破れたかつてのピアニスト シャルリは、場末のカフェでピアノを弾き続ける日々。諦念の中、給仕のレナと良い仲に…
「真剣な愛ほど無口だ」
かつては名をはせていたが、ある出来事がきっかけでバーのピアノ弾きに落ちぶれてしまったピアニストのシャルリ。しがない人生を送っていた彼は、兄がギャングともめ事を起こしたこ…
こうして人生は続く。虚しくも時折輝く。女は理想化され、都合が悪くなるといなくなる。男は常に現実をみっともなく生き長らえる。フェミニスト批評の恰好の素材になりそうだが、それにしては出来がいい。お決まり…
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