ピアニストを撃ての作品情報・感想・評価

「ピアニストを撃て」に投稿された感想・評価

2005年5月5日、鑑賞。

フランソワ・トリュフォー監督作品は、本数は結構見ている。
この映画も有名である。

タイトルだけ見るとサスペンス風のタイトルであるが、実は「愛を描いた物語」であった。
atsuki

atsukiの感想・評価

4.6
処女作『大人は判ってくれない』から一変、厄介な兄貴と華麗な美女たちや2人組のギャングに翻弄されながら、主人公が人生の追憶と共に辛酸を舐めさせ続けられるフィルム・ノワール。

パルプ的な犯罪小説を下敷きに、ラブロマンスを軸として、ユーモアを散りばめて、またピアニストという造形やおっぱいの歌、そして今作を機にトリュフォー作品には欠かせない存在となるジョルジュ・ドルリューの音楽などでミュージカル調に煮詰める。だから明るくも暗く、楽しくも悲しい。

図らずもか、心情とリンクする荒削りなカメラワークやカット、そしてプロットまでヌーヴェルヴァーグ誕生下、全盛期らしさ溢れる。また臆病な男のナレーションは聞いてるこちらまで遣る瀬無いし、そう思ってるならやればいい。故に、題名の元ネタ「ピアニストは撃たないでください」を聞くとどこまでも皮肉的。
トリュフォー

年齢的にフランス映画をこれからはしっかり観てこうと思うけど、またまだ早いのかも。。。笑
いずみ

いずみの感想・評価

3.9

このレビューはネタバレを含みます

前半観てみると少しノワールを意識したのかな?と思わせる展開…だけど全然ノワールになりきれていないし、ひたすらラストまで可哀想でかっこ悪いピアニストの話。かつては有名なピアニストだったシュレールがカフェでウエイトレスをしていた後の妻と恋に落ち結婚する。一躍彼が有名ピアニストになったのには妻の不倫によるためだと知ってショックを受けるが妻が飛び降り自殺をし、生きがいをなくしたシュレールは酒場の落ちぶれのピアニストとして働くことになる。その後兄と久しく再会したところからまた歯車が狂い始める…ピアニストは最初から最後まで撃たれっ放しだがラスト、いつものように再び酒場に戻って長回しでピアノを演奏する彼は撃たれなかった。とても切なかった。途中、酒場を横移動で撮影するのが素晴らしい。
Arisp

Arispの感想・評価

2.9
哀しみをたたえてるのかすっとぼけてんのかよく分からない主人公の中年ピアニスト。
ピアニストって職業は洒落てます。奥ゆかしくて、フェチっぽくて。
母親の命をかけてでも日本製の金属マフラーだと言い張ったりする悪党がかわいい。
ジョン

ジョンの感想・評価

3.1
かなり日本的。トリュフォーは実はかなり東洋文化を意識してるのでは?


……ピアニストを撃つな!
マ

マの感想・評価

3.8
クライマックスを雪景色まで持ってっちゃうのとか男の過去の話とか、やけに大胆だなあと思ったけど、色々とハマっててトリュフォーでは一番素直に面白かった。
安酒場のピアニストと彼の傍らを通りすぎていく人々の滑稽で哀しい姿を描いた犯罪サスペンス。トリュフォーって恋愛物が多いので普段は観る気が起きないんだけど、この作品はアメリカのノワールの面影が残っていてかなり好き。シリアスなストーリーライン中にアホな駄話を挿し込むことで人生の不条理が際立ってくる。主演のシャルル・アズナブールが劇中でちょっとだけスキャットする。美しくかっこいい女達と、末弟のやんちゃっぷりがいい。
2017.9.30 DVD(字幕)
MoviePANDA

MoviePANDAの感想・評価

3.9
『“がらくた”なりし日々』

映画を観ていてよく思うのですが、人の生涯を描いた映画って本当におもしろい作品が多いですよね。それに伴って思うのですが、微妙な出来の映画を観る位なら、自分を含め誰かの人生を映画にした方がよっぽど面白い映画が作れるんじゃないかなぁなんて思う事があります。

ただ、そうなると問題なのが起承転結やストーリー運び。人生とは人それぞれ紆余曲折いろいろある事と思いますが、当然それが映画的にドラマチックな順番で起こるとは限らない。いい事ばかりでは面白くないだろうし、だからって悪いばっかりってのも…

と、そんな事をよく思ってたんです。
そしたら、この映画まさしく“そんな”映画でした!そんなとはどんな?かと言うと、要はこの映画の話にはちゃんとした脈絡が無いんです。だから、映画にしっかりとした筋道を求める方にとっては、この映画は「なんじゃこりゃ~」になるかもしれない。でもボクはそこにこそ、“人生のリアル”を感じて面白かったです。

この作風というのは、ヌーヴェルヴァーグならではのものかもしれないし、はたまた監督が思いつくがままに作ったのかもしれない。とは言えこの作品には原作がある!その事実がまた面白い!序盤の主人公の印象をまず覆す性描写からして面白かったし、シリアスかと思えば笑えたり、スリリングになったかと思えばユルさでハズしたりと、蛇行運転なんてもんじゃない狙ったアクロバット飛行がとっても面白かったです(^_^)ボクの好きな伊丹十三とか黒沢清も影響受けてるんじゃないかなぁ(’-’*)

人生ってどっかポンコツというかがらくたというか、外では“イイ人”演じてるのに家では別人…とか、仕事はすごく出来るのに家事はまったく…とか、そういうあべこべがあるじゃないですか。この映画からはそういう、人間の美しくない本当の姿みたいなものが垣間見えて面白かったなぁ。特に日本人ってそういう気質があると思うんで、ハマる人多いはずでは?ってボクは思いましたけどね( ・∇・)


ではこの辺でちょいとお遊びを🎵
さあ、この下の文章の中にトリュフォー監督の映画の題は何個入ってるでしょうか?⬇️

大人になりたいとあこがれたのに、大人は判ってくれないと感じたあの夏の日。
やんちゃばかりしてた野性の少年は、突然炎のごとく二十歳の恋に落ちた💕
柔らかい肌、そして温もり。
恋のエチュードや愛の手ほどきを経て、恋愛日記が書ける程に充実していた若き頃。
「暗くなるまでこの恋を!」と願った日もあれば、その一方で逃げ去る恋もあった。
しかし、そんな夜霧の恋人たちも、今では気付けば家庭人。
「日曜日が待ち遠しい!」と思ったのも今や古き良き思い出。

「どう?私のように美しい娘と…💓」
そんな隣の女からの誘惑。
そして着いた、ネオン輝く緑色の部屋。
しかし…
「“出来る”と、思ったのに…(〃_ _)σ」

その後、終電車にて悶々。
嗚呼、人生とは是すなわち、
日々 “がらくた”なり。

桑田さんの新しいアルバムに入ってる『愛のささくれ』という曲と、その曲が流れる桑田さん出演のWOWOWのCMから着想を得て、遊びで文章作ってみました😃何個入ってるか分かりましたか❓答はコメント欄にて✨


“愛のささくれ~Nobody loves me”

ちょいとそこ行く姐ちゃんがヤバい
今夜は遊びに行こう
そして仲良くセクシーにやろう
匂いがイヤらしそう

そのココロのブレーキをはずして
もう少しそばにおいで
恋のしずくでショーツを濡らそう
吐息が漏れそう

邪魔すんなモーニング・サンシャイン
流れる血と汗(Blood&Sweat)
張り裂けそうな前のボタン
この気持ち分かってよ

Nobody loves me
モテないんだもの
あんなに恋して燃えて
Oh, Never leave me
真剣なのに
あんなに無理して呑ませておだてて
口説いてたのに

絵に描いたようなロマンスばかり
ビヨンセのような娘(こ)が欲しい
マブい娘(こ)はもう誰かのもの
呪うよ幸せを

ちょいとそこ行く姐ちゃんがエロい
夜明けのスムージー1杯 チュッチュー
さぁ 仲良くタクシー拾い
未来へ駆け抜けろ

ラジオで聴いたナンバー
都会の隅で
涙のスティーヴィー・ワンダー
背伸びをしてたんだな

Nobody told me
惨めなほどに
今日まで夢見て来たんだ
Baby, Don’t you leave me
終電で帰る?
ホントはカラオケルームとホテルを
押さえてたのさ
I like the way you walk

体良く
フラれて
愛のささくれ

Nobody loves me
最低だもの
あんなにヤリたかったのに
Oh, Never leave me
人間だもの
あんなに無理して呑ませておだてて
口説いてたのに

ささくれ…

Song by. 桑田佳祐


ラストカットの主人公の目は、
“次”に狙いを定めた様にも見えました。
流れる血筋のせいか、はたまた!?
あと、桑田さんのNEW ALBUM『がらくた』🎵ただいま、絶賛発売中です❗️宣伝かい😝
映画男

映画男の感想・評価

4.0
素晴らしいな。絶望的な運命を生きるピアニストの物語。終始カッコいいショットの連続で感嘆。
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