どこかで聞いたような話が次々起こる、わかるようなわからないような映画だった。
13歳の孫娘が“I ☆JAPAN”のロゴがついたTシャツを着て登場し、祖父に秘密を打ち明けた時、あれ、なんか聞いたこと…
『愛、アムール』からの繋がりを思わせる老父の“秘密”。タイトルの皮肉、そしてラストシーンの意地悪なこと。ハネケらしい不穏な長回しに、フィックスのロングショットは残酷を映す。暴力的なスマホカメラの縦画…
>>続きを読むハネケを見て落ち着く夜があるけど観終わると寂しい。心からの笑顔一度もないからね。無関心は連鎖し、ただそこにあるSNSへ胸の内を吐き棄てる現代の人たち。エヴちゃんの見てたYoutuberみたいな人も自…
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他人に偉そうなことが言える人間は存在しない。
もたれるに値する人間は存在しない。
頼りになって欲しい人が頼りにならない空虚な描写に痺れた。
もちろん、爺さんは会社を大きくして沢山の人の生活を豊…
このレビューはネタバレを含みます
全くハッピーエンドじゃない・・・
そもそも、監督さんは意図的に《不快な作品》を目指して制作したらしいし、始まりから不穏な空気は漂ってたし、ハムスターも衝撃だし納得。
ポスターのレストランのシーンも…
『ハッピーエンド』ってタイトルの時点でハッピーエンドではないことが確定。ミヒャエル・ハネケの映画がハッピーエンドなわけがない。長回しや俯瞰的なショット、独特な静けさはミヒャエル・ハネケの映画だなとい…
>>続きを読む遠目からの定点カメラで淡々と撮るシーンの、突き放した目線がたまらなく効いてくる。
ピエールが1人、ピエロになって苦悩しているのが見てて辛かったし、ピエールがいることで、ちょっと気取ったシニカルな映…
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