13歳のエヴは、母の自殺未遂をきっかけに離れて暮らす父の住む家で暮らすことに。そこには事業で財を成した祖父や叔母、父の新しい妻と子も居るが、みんなどこか空虚でよそよそしい。
エヴと祖父が、互いの…
ハネケ監督のハッピーエンドは絶対アンハッピーエンドなんだろうな と皆さんのレビューも同じで安心しました。
過去作品と比べるとだいぶ緩やかではあるけど、13歳のエヴが中心になることで不安定でザワザワ…
割と短尺で見やすいのだが、倫理観や定説を抉ってくるので感情が忙しい。
劇伴もなく淡々と進む描写とは裏腹に、不安定な家族関係が逢着する“期待通り”の結末にむべなるかなと思わずにはいられない。
ただ…
そうか、これは『愛、アムール』の前哨戦的位置付けなんだと納得。
大人たちは愚かで滑稽。爺さんもエヴも死にたくなるよね、そりゃ。
白い壁のレストランで白い装いの人も多い中、黒人ってやっぱり、その色の対…
ハネケ×ユペールpart4、とはいえユペールちゃん様は脇の拗らせマダム&マザー(似合うわ)なのだけれど。
自分本位で噛み合わない家族のパズル、といった感じ。ハネケみ溢れる遠景固定長尺ショットが多用…
このレビューはネタバレを含みます
それぞれが秘密を持った家族を描いたヒューマンドラマ。
いつも通りの静寂と作られ過ぎない世界観の演出は、まさしくハネケを観るにあたって見たかったもので、中でも"隠された記憶"にも出てきた超引き画の暴…
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