新文芸坐シネマテーク/驚天動地_ヤンチョー・ミクローシュ特集にて。
邦題:『赤い讃美歌』。(この邦題巧い)
『赤と白』、『シロッコ』とまだ2作品しか観てないが、今作はミクローシュの集大成感を感じ…
わずか26ショット➕長回しで監督としての存在感と作家性というものをはっきりと表してる。
正直この映画を観ただけだと分からなかったが、大寺さんの解説を聞いたおかげで、社会的背景やミクロシュ・ヤンチョ…
✔️🔸『赤い賛美歌(聖歌)』(4.9)🔸『シロッコ』(3.8)▶️▶️
年末にベストワンの選出席を空けて待ってるようにとは大寺さんから、あまり文芸坐シネマテークには仕事が重なって行けない私でも何…
新文芸坐シネマテークのヤンチョー監督特集もこれがラスト。70年代の作品は、今までの長回しなどの特徴に加え、寓意的なアイコンを使うという特色があると解説があった。本作はこのアレゴリーと音楽が印象に残っ…
>>続きを読む「新文芸坐シネマテークvol.48/驚天動地_。ヤンチョー•ミクローシュ」で鑑賞。
19世紀末ハンガリーの村では、農民たちが悲惨な生活環境を強いられていた。
平原で踊りと音楽を楽しんでいるかのよう…
濱口竜介が『他なる映画と』で以下のようなことを書いている。
「顔を撮ることによって劇映画アメリカ映画が発展した。つまり映画における芝居とはカメラに顔を向ける、カメラを意識することが前提としてあるが、…
物事が起きてるそのど真ん中にカメラがある。その体験だけで面白い。かといいつつ擬似ブラックホールにいるみたいな、観客を巻き込みすぎない感じ。
カメラの特性のせいなのか、この映画の力なのか、それとも両方…
本格的な長回しが始まり、大胆かつ部分的な映像の切り取りに、終始戦いの歌を高らかに叫び続ける農民たち。平原のロケーションから一切逸れることなく徹底したミュージカル、徐々に生々しい暴力性を帯びていき、川…
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