アントニオ・ダス・モルテスの作品情報・感想・評価

アントニオ・ダス・モルテス1969年製作の映画)

O Dragão da Maldade contra o Santo Guerreiro/ANTONIO DAS MORTES

製作国:

上映時間:105分

ジャンル:

3.8

あらすじ

『アントニオ・ダス・モルテス』に投稿された感想・評価

冒頭の説明のロールから、神話的なストーリーだということが示される。
殺し屋が改心するストーリーを含め、同じ南米の監督による「エルトポ」に似ている。

観客を見つめてくる幾何学的なショットなどゴダール…

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PS3
-
映画自体、それが映画であることに無自覚ではいられない60年代をある種代表するような一作。

革命、復讐の話を劇的に演出してはいるものの、一番ハリウッド的な映画と違うのはその血生臭さだろう。
黒い神〜よりダンゼン見やすい。かつ社会的メッセージも伝わりやすい。
パレード,ビリヤード,ピンクスカーフ噛み決闘,木元座り女,岩壁,儀式,トラック荷台大量乗り,女隠れ.刺し,銃撃戦,死体山,街彷徨い,首絞め引き摺り,神輿乗り,銃撃戦,彷徨い

第三世界の西部劇。山賊に苦しめられている町。山賊討伐のため、殺し屋を雇う・『七人の侍』を思わす設定だが、山賊は巫女を崇めているというのが面白い。殺し屋は山賊を征伐、だが、町では権力争い。巫女の信者は…

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leyla
4.2

ソフトを買ったまま封も開けずに仕舞いっぱなしだったけど、フォロイーさんのレビューで思い出した。ありがたい。

次にどんなシーンが来るか全く予想がつかないカオスな描写にワクワク!ブラジルに古くから伝わ…

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324
4.2
熱砂のような苛烈さ。伝説をなぞり歪む時空間。体制へのカウンター、カチカチ剣技。『黒い神と白い悪魔』の同腹仔。なんとも言えぬサイズ感のじっとりしたショット。民衆とその歌声が主役。
4.6

【移行段階】

ゴダールやアンゲロプロス『旅芸人の記録』にも影響を与えた作品。シネマ・ノーヴォの旗手、グラウベル・ローシャが描く革命的気分高揚映画。

時空と概念を超越した支配階級と小作人の関係性や…

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中卒でパン工場勤務、年下の上司に詰られる絶望の日々を変えるには革命しかないと分かっていてもこの年になるとそこまでの気力も体力もなし。グラウベル・ローシャの文化映画で権力に抗い、暴力のみを信じて抑圧さ…

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神話風のウェスタン。

ブラジル北部の農村。カンガセイロと呼ばれる山賊を退治するために地主に雇われた伝説的な殺し屋“死神のアントニオ”。だが真の悪がどこにあるのか気づいたアントニオは支配階級へその…

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