バンド・コールド・デスの作品情報・感想・評価

バンド・コールド・デス2012年製作の映画)

A Band Called Death

上映日:2016年01月16日

製作国:

上映時間:96分

3.7

「バンド・コールド・デス」に投稿された感想・評価

このレビューはネタバレを含みます

このデータベース、アリス・クーパーとヘンリー・ロリンズのみが出演者として登録されていてガッカリだが、デスというバンドのハックニー兄弟のドキュメンタリーです。

音楽ドキュメンタリーの形をした兄弟たちのドラマ。
バンドの一番上の兄は本当に死んで(DEATH)いるのだが、兄弟たちの証言の中でその姿は主役のように躍動する。
この世に居ない人が確かに居て、遂にはその魂が蘇るという秘跡。
ストレンジ・バット・トゥルー。
兄弟の一人が証言しているけれど、本当に映画的だ。
驚かされたし無茶苦茶感動した。
iamsam

iamsamの感想・評価

3.3
時代と出会うことなく消えていった不遇のバンドを35年後にその息子たちでカバーバンドを組み世に広めようとするくだりに胸熱。

個人的にはジョーイ・ラモーンの弟が出てきた時に、うぉー!となった。
tomoco

tomocoの感想・評価

3.6
ラモーンズよりも先走ってた、アメリカ・デトロイト産の黒人パンクバンド。
その名もDEATH…!!
結成当時(わたしが生まれた年でしたw)はやることが早すぎたために、世間からあまり受け入れられず、ブレイクするまでにはかなりの年数がかかった。
兄弟同士のバンド結成で、生まれ育った環境がクリスチャン家系だったから、その影響もあるのかも。
彼らの両親が音楽好きで、部屋もスタジオにして使わせてたり、彼らを後押ししたのは言うまでもなく、後に自身の子供たちにも受け継がれていて、やっぱり何をするにも環境って大事なんだなーって思った。
DEATHの曲がめっさかっこいいです。
デッド・ケネディーズのジェロ・ビアフラが出ててテンション上がったw
ファミリーへの愛がいっぱい詰まったドキュメンタリーだった。
PxOxN

PxOxNの感想・評価

4.2
なんとなくNETFLIXで観たら素晴らしかった。
音楽愛と家族愛に満ちたパンク映画、油断してただけにがっつり泣かされて思わずCD買っちゃった。
あとジェロビアフラの肩書きがデッドケネディーズでなくレコードコレクターってのが違う意味で泣ける(笑)
本年36作品目

曲も格好いいし、バントストーリーも家族愛もいい!

素晴らしい作品だ!

音源探そ!
いやーやっぱり信仰で人は報われるんじゃないか。

煽情的で作者の意図が見え隠れするから前半は冷めた目して観てたけど、
嘘みたいにドラマティックな導きを受ける彼らの今日までの人生を観ていると、
知らぬ間に自分のピュアな部分が引きずり出されていた。あの泣き方と笑い方。

DEATHの曲、先取っててビビった。ラモーンズより余裕でかっこいい。
もうこの映画観るチャンスないと思ってたから予期せぬラッキーやった。いや、これもガイダンス。
梅田

梅田の感想・評価

3.8
黒人音楽といえばモータウンの時代、デトロイト出身の黒人のスリーピースバンドが早すぎたパンクを鳴らしていた。その名も「Death」! 彼らをめぐる音楽ドキュメンタリー。
70年代前半のまだラモーンズもピストルズもなかった頃、クリエイティヴィティに対して一切の妥協をしないまさにパンクな姿勢を貫く彼らはしかし、『死』というバンド名がもたらす逆風に抗えなかった。ごく数枚の7インチをリリースしただけで、リーダーのデイヴィッドの死をもって活動は終わってしまう。
しかしこの映画はそこでは終わらない。彼らがどんな形で復活を遂げるのか、音楽好きの映画ファンにはぜひ目撃してほしい。
"早過ぎた"3人組黒人パンクバンドのドキュメンタリー、と聞けばよくありそうだが、彼らが実の兄弟であることもあり家族がテーマになっている。
「デイヴは天才の典型だ」という言葉もある通り、今は亡きバンドの発起人たる次男の人生を中心に据え、家族の絆に感動せずにはいられない作品。
10

10の感想・評価

3.5
序盤は私的な物語で凡庸に感じるものの、後半ジェロビアフラのインタビューから始まり、35年の時を経てドラッグシティからのリリース、息子たちに受け継がれる音楽、ここら辺で涙。ヘンリーロリンズの言葉には激しく首肯し、音楽を再生することはボタンを押すことではないのだと再認識。
ドラッグシティの再発はもっと評価されたほうがいい。
だびー

だびーの感想・評価

4.0
このバンド、何年か前によく行ってたレコ屋の店長から勧められたのを覚えている。70年代に黒人がパンクをやっていたなんて聞いたら、忘れる訳がない。ヘンリー・ロリンズが代弁してくれてたけど、ホントにこういう出会いがあるからレコ屋通いが止められない。

バンドの結成から活動停止、その中心だったデイヴの死、そしてレコードコレクター(なんとジェロ・ビアフラ!)による7インチの発掘をきっかけとして、レコーディングから30年以上の時を経てアルバムのリリース。生前のデイヴの予言通りになったこの運命的な流れは、名前のネガティヴなイメージとは違って宗教やスピリチュアルな世界観が核になっているこのバンドにとっては、当然の成り行きだったのかもしれない。

映画では「ラモーンズより早かった」という点が強調されてたけど、黒人が白人の音楽をやっていたという点では、バッド・ブレインズよりも更に早かった。また両バンド共に、レゲエやラスタに傾倒するのも面白い。『アンヴィル』に並ぶ、ロック・ドキュメンタリーの傑作。
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