ジャ・ジャンクー過去に4作観ていたが、いずれも3.5未満で記憶も薄く、どうもフェイバリットにならないようだが、
今作もまぁまぁで、寓話性、経済発展渦中&グローバリズムに踏み込みながらまだ今のように…
ミニチュアの「世界公園」が象徴する紛い物と嘘と裏切りしかない人間関係。タイトルが『世界』なのがとてもシニカル。この作品の物語、特にラストへの収斂の仕方が気に食わない。残酷であるのは仕方ないが、ぐった…
>>続きを読むジャ・ジャンクー『世界』、すごいタイトルだなと思ったら北京にある世界の観光スポットをミニチュア的に再現した「世界公園」が舞台なのだった。前半はそのテーマパーク内で働き生活する人々を映していき、彼らが…
>>続きを読む最初の絆創膏を求める自信たっぷりの声色、表情がストーリーが進むごとに寂しく閉塞的でやるせないものに変わっていく。
飛行機はどこへでも行けるが、スカイトレインは決まったレールの上しか移動できない。
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☆キャリアを重ねる程に、決まった画の比率が下がって、いわゆるキッチュな(シャビーとも言える)画の比率が高まってる気がします。フィルムとデジタルのちがいか?
☆つまり2004年公開の当作では決まった(…
人はひとつ所に留まりたいのか
それとも世界を見たくて外を目指してゆくものなのか
それは人に寄るだろうし、その人の育ちや境遇、運や縁であり、行きたいと思っている場所に、誰しもが行けるのではないという…
久しぶりによくわからなかった
どこにも行けないって気分とすがるもののなさ、都市構造と貧困の暴力。そのやるせなさ。お互いが不安定なままでは誰とだって寄り添えないってこと。
でもたどり着くラストシーン…