★★★liked it
『オルメイヤーの阿房宮』 シャンタル・アケルマン監督
Almayer's Folly
文芸的
スタニスラス・メラール as 白人の父オルメイヤー
&混血の娘ニーナ
マレ…
『囚われの女』では恋人を求めるも到達できない時空間にエロティシズムが生じていたが、この映画では娘を求めるも到達できない時空間にデカダンスが生じるといった印象。その意味で同じ俳優を起用した意味がある。…
>>続きを読む牢獄
東南アジア奥地の河畔の小屋で暮らす白人男性オルメイヤーは、現地の女性との間に生まれた娘を溺愛している
オルメイヤーは娘を外国人学校に入学させるが、娘はそんな父に反発し放浪を重ねていく……
…
私利私欲に塗れた人の成れの果て、と言うか何がどうなっても絶対にあのラストに繋がったんだなと、残酷でありながらもそのどうしようも変えることのできない運命の流れの様なものを美しくうっとりする様な長回しが…
>>続きを読む黒をまとった水や緑や木、綺麗だな
現地の人の肌や髪の色がすごく似合う
フランス人(「白人」)とマレー人、男性と女性といった対立構造があって、アケルマン自身は白人としてみると強い(搾取する側の)立場…
いやー……すげぇ。
なんだろう、東南アジアが舞台なのに、他作品のような湿度の低さというか…。
原作があるからどこまで沿って描いているのかわからないのですが、ジャングルや砂浜、川や寄宿舎の檻のよう…